2011年9月30日金曜日

ケン・ロビンソン 教育に革命を

教育のモデルを変える必要があります。 教育を 工業的 製造業的モデルから 脱却させる必要があります。 このモデルは 直線的 画一的であり 人を一緒くたに扱います このモデルを 農業的原理に基づくモデルに変えねばなりません。 人がその才能を花開かせるのは 機械的で自動的なプロセスではなく 「有機的」なプロセスだと捉える必要があります。 人の成長の結果を予言することなどできません できることは 農夫のように 花開く条件を 整えることだけです。-ここから抜粋-



2011年9月26日月曜日

フランスの子ども月刊誌で日本特集



アストラピ というフランスの子ども用の月刊誌があります。

内容は進研ゼミや学研を、お遊び中心にした感じ。


害のない範囲のジョークなどがつまった子どもたちの息抜きツール、ただしちょっとだけ知的。といった感じの子ども用の雑誌。

それが今月はなんと日本特集でした。

「そうそう、聞いてー!!昨日はねサプライズがあったんだよ!ポムダピが日本だったんだよ!表紙がプチサムライなんだよー♪ 日本の小学生はカルターブルにGPSついてるんでしょ?!猫のお面もついてたー♪」

(実際は仏語ですがこんな感じで言ってました)

と、Rちゃん大興奮。

特集内容は日本の小学生の持ち物、小学校の日常(防災訓練の様子をかなりクローズアップ)、日本の小学生のスナップ(なぜか防災頭巾をかぶっている)、日本地図(富士山並みに福島原発のイラストが大きくついている)「中世」の日本にない物を探すまちがい探しゲーム、猫のお面(裏表紙)

と3.11の後を受けてやたらと「震災の国日本」な内容になっていました。取り立てて日本を応援しよう!という感じは特になしでした。

8歳のRちゃんはキティちゃんのイラストと、給食の時間のイラスト(配膳係の子どもが配って、教室で食べている)がいたく気に入ったご様子で、なんだかほっとしました。

5歳の弟くんはあまり興味がないようで...おやつ用につくってもってきたクッキーのほうに気持ちがいってました。

ちなみに彼らのお父さんは、日本の小学生が自分たちで掃除をすることが非常に驚きだったようです。あとGPSのキーホルダーをランドセルにつけていること。多分掃除に関しては子どもにそんなことやらせるなんて....と思ったのでしょう。こういうときちょっと気の利いた説明をしたいなといつも思うのですが、親とは顔を合わせる時間はほんの僅かでなかなか...。





2011年9月23日金曜日

秘密のハマム

 パリのはずれのお気に入りの隠れ家ハマムに行ってきました。ハマムとは主に中東の国にある大衆浴場で要はスチームサウナです。本場の体験記などをみるともっとカオスな感じなので、パリのハマムは大衆浴場というよりはエステの一種として近年流行っているいるようです。新学期がはじまって三週間、きっと疲れが溜まる頃、と思いこの日に友達と予定をあわせておいて大正解でした。季節の変わり目&花粉のアレルギーも重なってこのところ体が少し辛かったのが一気に和らぎました。

 そこそこ熱いハマムとあまり熱くないハマム、プール、日本風のサウナ、休憩ルーム、仮眠室、ミントティーが飲めるレストラン兼カフェ、マッサージやエステの施術室があります。清潔で
癒しの音楽が流れていて安らかな気持ちに。

写真は熱くないほうのハマム。日本人には熱いほうのハマムでも物足りないくらいですがフランスの方はここでじっくり汗をかく人も多いです。黒いオリーブオイルからできた石鹸を塗って20分か30分くらいじっと待ち、十分に皮膚が柔らかくなったらタオルなどで擦ります。

不要なものが体から出たので心身ともにすっきりです。ミントティーのサービスつきです。




2011年9月22日木曜日

フランスの2年生の放課後


引き続き同じ家庭の子の放課後のお世話をしています。2年生になった女の子と年長さんになった男の子。相変わらず子どもらしくてかわいい二人です。

今年度から高校まである近くの私立のカトリックの小学校にいくことになって、お姉ちゃんのほうはどっさり宿題がでるようになり、私も一緒に毎日格闘しております。

普通、公立の小学校では翌日の分の宿題がでます。しかも一年生なら15分もかからないで終了する量でした。新しい学校では、約一週間分前もって宿題が出され、前日までに済ませておくシステム。予習がしっかりできるようになっています。この予習が前提なので、逆に言えば予習をしないと授業についていけなくなる可能性がありますが、もともとこの学校を選ぶ家庭は教育への意識が大高いので、親は熱心に予習をさせているようです。

余裕のあるときや週末にまとめて準備ができるので頑張れば平日は疲れた子どもを無理やり机に座らせなくともよくなるので、先に先に、と宿題がでるのはすごく良い考えだとおもいます。自分のペースで進められます。

ところで、日本ではフランスの学校というとみんなカトリック?というイメージがあるようですが、フランスの公立学校、つまりほとんどの学校は特に宗教とは何の関係もないことになっています。フランスの学校教育の発達史において、(日本の友人などが言っていました)ライック、つまり公教育が無宗教であることはとても重要なポイントと認識されています。なので、彼らの学校はとても珍しい宗教が母体になっている学校です。

ここヴェルサイユはとても「変な」(と、奥さんが良く形容する)土地です。「変な」の意味するところは、ものすごーく保守派な、伝統を受け継ぐ、クラシカルな、という言葉と取替えられます。丘の上の教会が、街の中心の役割をまだしっかりと果たしているのが分かるんです。子どもの交流範囲は「カテ」と略される教会学校で広がり、お母さんがその昔お父さんに出会ったのは教会の寄り合い、子どもを迎えに来て校門で待つ母親たちは、日曜日の教会であったときのつづきの内輪話をしています。

私はというと、今パリの中心地などではあまり見ない典型的なフランス家庭の日常生活を内側から見させてもらえて、とても面白がっています。

この学校のことは、またおいおい書いていきたいと思います。


2011年9月18日日曜日

イヴ エンスラーのスピーチを是非聞いて!


最近はTEDでプレゼンを見ることが趣味になっています。
すごく好きで何度も見ているものをメモ代わりに揚げておきます。
図らずも「創造性」がキーになっているスピーチばかりになりました。

とくにイヴエンスラーのスピーチは最高です。
強くなることは男勝りの女になるのではありません。


ツールバーで日本語字幕を選べます。

 
ケン・ロビンソン 「学校教育は創造性を殺してしまっている」
笑いどころ満載の楽しいスピーチ。しかも内容も良いです。



 
イヴ エンスラー 「忘れられた女子細胞」
*(サイズが変えられなくて大きくてすみません)


特に最後の10分くらいからの力づよい朗読部!



Elizabeth Gilbert on nurturing creativity | Video on TED.com

エリザベス・ギルバート "創造性をはぐくむには"

最近映画化もされた本の作家さんです。言葉の使い方が好きです。英語も奇麗です。




自分の気に入ったスピーチなので英語を楽しく勉強できる点もとても気に入ってます。






2011年9月16日金曜日

マヤ文明展 ケ・ブランリー

 ケ・ブランリー美術館のマヤ展に行ってきました。これはポスターにも使われている今回の目玉。貝殻と翡翠でできていていまだに光沢があるからか、一期はオーラを放っていました。
 シーサーのようなモチーフがたくさんありました。前回すごく並んでいたのであきらめて、この日は朝早く行きました。それでも入場するまで少し並びました。すごく人気と言うわけでもないと思うのですが、展示スペースがあまり広くないのでいちどにたくさん入れないのですね。

翡翠をつかった装飾品。よく残っているものです。
 文字なのか柄なのかよくわかりません。というのもマヤ文明の文字って、まさに「絵」なんです。
マヤ文明の文字。一文字書くのに何分かかるのかというくらいの複雑な絵。わたしたちの漢字ももともと自然物の形を簡略化したものだけれど、ここまで精密な絵が文字というのは強烈ですね。最近はこの絵文字の文化を保存するために現地の子どもたちへのワークショップ等の教育的な取り組みを頑張っているようです。最後にそのビデオが流れていました。(この画像だけ他からお借りしました)

2011年9月14日水曜日

パリのモスケで

 夏季休暇中の日記です。

久しぶりのお友達とモスケでお茶をしました。ここは本当の寺院ですが、お祈りの場所以外は一般の人も入れるし、カフェでは本格ミントティーが飲めます。ここだけ異世界な雰囲気で大好きです。甘い焼き菓子も必ず一緒にいただきます。バカンス中なのにかなり混んでいました。


今日のお友達は銅版画家さんです。注文の品がやってくるとすかさずポケットサイズのスケッチブックを取り出してデッサンしていたのには隣りで小さく感動してしまいました。彼女はフランス在住のアーティストなのでフランスの美術館はだいたいどこでも無料で入場できるそうで、ホント、うらやましいです。






2011年9月1日木曜日

シャンパン祭り

今年の夏は論文と翻訳と市場調査のアルバイトを掛け持ちしていたので意外とやることがいろいろとあり、あまり外出しなかったのですが、シャンパン祭りというのを耳にしてどうしても行ってみたくなり8月の半ばに身近な仲間でシャンパーニュ地方へ一泊したのを思い出にのせておきます。

シャンパン祭りはシャンパンの道というのに沿って点在する生産者の村のいくつかが毎年会場として選ばれているようですが詳しくはよく知りません。かなりゆるーい雰囲気のお祭りでしたよ。村人の手によるローカルな祭りのようで、ときどき見かけたバンドの演奏もふつうの村のおじさんや若者たちだったりして。

村内のホテルはすべて満室だそうで、最寄のトロワからバスで入り、村と村の移動にはタクシーを使いました。トロワはパリ東駅から一時間ちょっとのところにあるアウトレットモールで多少知られたシャンパンコルクの形をした町です。



はじめにイベント会場で入場料代わりのシャンパングラスを買うと、協賛のカーブのマップがもらえて、好きなところで試飲できるシステムでした。私達の一行はもともと車が無いのでタクシーでまわりましたが、参加者のほとんどが自家用車で来ていて驚きました。そもそも徒歩で巡るは不可能に近い範囲でとくにシャトルバスやトラムが用意されているわけでもなく、アルコールを飲むイベントが開催するのは日本ではあり得ないですね。

シャンパンが飲める場所には地域住民の手作り品の販売や軽食、シャンパングッズなどが売られていました。上の写真はシャンパンのコルクの上についている蓋の部分を大きくしたデコレーションアイテム。シャンパンのコルクについてる蓋を集めているコレクターも居るらしいです。コレクター用の蓋のセットを販売するテントがいくつかでていました。


シャンパンカーヴと工場を無料で見学できました。いくつもの試飲ポイントでここのシャンパンが出されていたので、どうやらここのメゾンがパトロンになっているイベントのようです。

詳しいガイドつきでとてもよかったのですが、内装がやたらとサイバーなのが気になりました。


このおじさんが丁寧に説明してくれました。息子が日本にいたことがあるといって、ガイド終了後にいろいろお話してくれました。追加情報が聞けて少し得した気分でした。

でもやはり内装が気になった私。カーヴなのになぜかミラーボール。


カーヴの内装と対象的に、祭りの会場はものすごく手作り感にあふれた飾りたち。この統一感のなさもまたこの祭りのゆるゆる感がでています(笑)。

友人が日本で見てきたもの


フランスの夏休みももうすぐ終わりですね。私の知り合いのフランス人もぼちぼち帰ってきているようです。


昨日は日本大好きフランス人の私の友人がバカンス先の日本から戻ってきたようで電話をくれました。



私の論文の付録部分の翻訳チェックを手伝ってもらっているその友人は私の研究につきあわされて、私の研究と関連の深い日本のホームレス支援団体についてたくさん読んでいる、というか私に無理やり読まされている人なのですが、



あ、ソウソウ、メグミの事は新宿でホームレス見テいつも思い出しタヨー
イーッパイいたから いつも思い出しタ~!!論文デキタ?


と元気良く言われました(汗)。 



「ホームレス」がきっかけでも思い出してくれて光栄です。
ただし色々な意味で素直に喜んでよいものか・・・(苦笑)


そして論文はマダデス。今年度も引き続き論文を書きます!


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