私が週4回宿題とピアノと学校の送り迎えをしているお宅の女の子。今年度から私立のカトリック学校に変えて宿題が5倍くらいに増えて大変そうだったので面談で先生から飛び級を提案された時は両親もまったく寝耳に水だったらしい。
2年生から3年生を飛ばして4年生へ。今月から週に上の学年の授業に参加して様子を見ていたんですが、うまくいっているようなのでご両親も意向を固めた様子。
もしかして宿題が大変と思っていたのは手伝っている私の方だったのか 汗。
日本では小学生の飛び級制度も落第もないから考える人は少ないと思うけれど、
飛び級制度がもし日本にあったら一番に人間関係、他からの目、が気になるのではないかと思います。でもそこは個人意識の強いフランス。いままで見てきたフランス人の子どもで飛び級した子が3人、4人いましたが、友達との関係に関してはあまり心配の種にならないようです。それよりも飛び級した後についていけなくてこれまで良くできるといわれていただけに急に自信をなくす、というようなリスクについてすごく慎重です。子どもの性質を考えてよく検討し、結局飛び級しない、ということもままあるようです。逆もしかり。日本では「落第」といいますね。すごくマイナスのイメージがあります。誰もが自分のペースで勉強する権利があるだけフランスのほうがましかな。