今年2度目の雪が降りました。初雪はヴェルサイユのほうが早かったようで、パリに住んでいる人たちは今日が初雪と言っていました。それほど遠くないのに、お天気が違うのですね。
あまりよく降るので、交通機関の運行状況が心配だし、寒いし、雪用の靴は持っていないし・・・と、かなりくじけそうになりながらも午前中の講義に出てきました。今年度最後の授業でした。来週からはバカンスで大学も閉まるのでずっとしなければと思っていた前期に登録した授業の追加と確認も済ませたので、行った意味はまあまあったものの雪で郊外線が徐行運転になり息は大幅遅刻、帰りは途中の駅でなぜか降ろされて寒い中電車をまつはめになったりと、やはり交通機関に多少影響がでていて往復で約4時間半ちょっとかかりました。(通常は3時間)いつもは本を読むか課題を進めるかしている道中ですが、今日はひたすらぼーっと窓の外を眺めていました。冬景色ってほんとうにいつもと違う世界のように見えます。パリに住んでいるとほとんど観ることのないであろう遠まきからのこの景色は郊外に住む人の少ない特権といったところでしょう。
私の良く使う線はラデフォンスのビル群をつき抜けパリの左半分をなぞるように大回りして下り、その後南西のヴェルサイユに向かって進むのですが、途中エッフェル塔、サクレクール寺院、凱旋門が一度に観られます。景観もさることながらこれらをさえぎる高い建物がないということにいつも感心してしまいます。
午後は9月からレギュラーでしているチャイルドシッターをしてきました。子どもたち(6歳の女の子と3歳の男の子)は降り積もったふかふかの雪に興奮気味。学校から戻るとそのまま庭で遊びはじめ、あっという間に大きな雪だるまをつくってしまいました。子どもたちは寒くてもとても元気。むしろ雪のおかげでますます元気でした。仕事おさめだったこともあり子どもたちと家族からそれぞれクリスマスのプレゼントをいただきました。家族からは雪の結晶の模様がついたかわいらしい陶器、子どもたちからは私の似顔絵のプレゼントでした。私がなぜかインディアンの格好をしている楽しい絵でした。わたしはというとお気に入りのお店でずいぶん前にこの日のために購入していたスウェーデンの木のおもちゃを男の子に、天然素材の子ども用ブラシを女の子に、家族には夕食に日本のカレーをつくりました。
「また来年ね、よいクリスマスを!」という挨拶をするといよいよ今年も残りわずかという感じです。日本よりも一週間くらい休暇の始まりが早いのでどうも慣れないのですが、とりあえず、今日はホットワインで乾杯です。
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