私のお世話している子どもたち(フランス人)は4歳半(男の子)と7歳(女の子)になりました。
男の子はお風呂で遊ぶのが大好きで、お風呂のお湯がすっかり冷たくなってしまうまで平気で遊びつづけます。私は風邪を引いてもらっては困るのでなんとかしなくちゃならない。
体が冷えるから、とか夕食の時間を過ぎちゃったから、とか言っても一向に動かない。
そこで
「お風呂のおもちゃたちがもうお家(袋状のネット)に帰る時間だよ。」
と言ってみたんですがこれが効果てきめん!急に目がキラッツとして、
「魚さん また明日ねー Au revoir !」 「ババールくん またねー!」
なんていいながらお片づけを楽しんで、その後すんなりお風呂を出るんですよね。
一年以上前に思いつきでちらっと言っただけなのに、いまでも必ずやるので相当気に入ったようです。
他にも、その子がお庭の木の葉っぱをぶちぶち切っていたときに、
「みんな私たちのお友達なんだよ。はっぱ達が 痛てててっ て言ってるよー。」
と私が言うと
「Pardon mes copains !」
と言ってその木に謝っていました。今でもその木に触れるたびに
「はっぱはみーんなお友達なんだよね。」
と必ず確認してきます 笑
ただ、この擬人化方法、この子の7歳のお姉さんにはもうそんなには通じないです。
この子達の母親がとても理論的で親子に主従関係を求める人(典型的フランス人です)なので大人の理屈に合わせることにかなりあわせられるようになってしまっているます。だからこのお姉さんには私は逆にできるだけ好きなようにさせています。といっても決して放任ではないですよ。意識的に彼女のリラックスタイムを邪魔しないようにしてめりはりをつけています。
たとえば食事の時間まで遊び続けているときなどは、彼女は興味ある話題をもちかけて、よき理解者の姿勢を示すととても心地よさそうです。私の意見を聞く準備ができてきます。なのでまず彼女の好きな話題で会話をしてみます。
会話の流れ(たとえば、その子の家庭は全部ビオの食品なので、今日の給食はサイテーだった、などど言うことがあるんです。そういう時、なんでビオがいいのか、とかを聞いて食べ物関係⇒今日の夕飯はおいしいよ)ですんなり席につくことが、毎回ではないですが、あります。彼女はもう赤ちゃん扱いして欲しくない、と思っているので対等に会話で、あなたはよく知っているね、あなたの言う通りね。など言われるととても満たされるようです。ポイントは会話の細かなことにはあまりこだわらず、とにかくまるごと認めてあげることです。それが彼女が求めてることだからです。
7歳くらいになると、大人ぶって話しますが(フランス語なのでさらに生意気な感じに聞こえます)、話の内容はまだ理屈にかなっていないときも多く、きっちりかっきりなご両親にいつもいちいち訂正されているのでかわいそうです。
つづく。
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