会社の研修があって月、火と丸2日間エトワールの本社へいっていました。
内容は今回は3歳から6歳までの発達段階についてで、講師が好きなモンテッソーリ教育の実践と理論についてと教具作りでした。教具はアルファベットのモビールとカードを参加者の必要に応じて。
まあでも内容についてはとくに言いたいことないのです。既知のことだし同じ内容の研修をもう3回くらい受けていて新しいものではないからです。そもそもあまり参加希望者がいないという理由で強引に参加させられたわけで。
ただ、研修にでると他の家庭で働いている同僚たちや会社の運営スタッフのものの見方が良く分かること、フランスの社会の構造までかいまみえたりするのが興味深いです。毎回驚きと動揺と落胆とが入り混じったような気持ちになってぐったりして帰ります。
保育系の研修はいつも会社専属の講師の若い女性。私の嫌いな上から目線の『ダコー?(わかったぁ?)』連発なのにはいつもながら辟易..そしてもっとがっくりするのは他の参加者たちがロバのように扱われているのに気付いていないこと、家庭に介入する自分たちのこの仕事がどれだけフランス社会において重要な役割を担っているのかあまり認識していないらしいこと。
クレッシュの保育経験だけで知ったような顔で検討違いの講師のアドバイス、どれだけ家庭教育と学校の教育が違うかをいまいち分かっていない。
私は自分のしていることはただの子守りでなくソーシャルワークに属する仕事だと思ってます。外から相談に乗るのではなく、どっぷり家庭生活に入り込み、食事を共にし、まるで家族の一員のように支えるという点ではもっとも影響力のあるソーシャルワーカーだと思ってます。
それぞれの同僚の話を聞くと、私の担当家族のように安定した状況の家庭は稀で、病気の子どもを担当していたり、親の離婚、再婚で心に大きなダメージを負った子どもを担当していたりと家族の求めるものも多種多様でした。そこで思考錯誤しながらまるで家族のように一緒に悩んで相談に乗って、自分と家族の価値観の違いにぶつかって...とそれはそれは大変熱心に仕事に打ち込んでいるんです。
理論を知らなくても時に技術が足りなくとも自分で考えて柔軟にそれぞれの家族の要求に対応しています。長く同じ家庭に介入するからこその信頼関係もできていて、その人でなければできないという存在になっているケースがほとんど。いい仕事しているんです。
世界が認識しないなら、一番よく知る従事者が誇りと自信をもって仕事をしなきゃ。
家庭教育と学校教育の断絶についてはまた。
内容は今回は3歳から6歳までの発達段階についてで、講師が好きなモンテッソーリ教育の実践と理論についてと教具作りでした。教具はアルファベットのモビールとカードを参加者の必要に応じて。
ざらざらした触感でなぞって覚えるカード
ただ、研修にでると他の家庭で働いている同僚たちや会社の運営スタッフのものの見方が良く分かること、フランスの社会の構造までかいまみえたりするのが興味深いです。毎回驚きと動揺と落胆とが入り混じったような気持ちになってぐったりして帰ります。
保育系の研修はいつも会社専属の講師の若い女性。私の嫌いな上から目線の『ダコー?(わかったぁ?)』連発なのにはいつもながら辟易..そしてもっとがっくりするのは他の参加者たちがロバのように扱われているのに気付いていないこと、家庭に介入する自分たちのこの仕事がどれだけフランス社会において重要な役割を担っているのかあまり認識していないらしいこと。
クレッシュの保育経験だけで知ったような顔で検討違いの講師のアドバイス、どれだけ家庭教育と学校の教育が違うかをいまいち分かっていない。
私は自分のしていることはただの子守りでなくソーシャルワークに属する仕事だと思ってます。外から相談に乗るのではなく、どっぷり家庭生活に入り込み、食事を共にし、まるで家族の一員のように支えるという点ではもっとも影響力のあるソーシャルワーカーだと思ってます。
それぞれの同僚の話を聞くと、私の担当家族のように安定した状況の家庭は稀で、病気の子どもを担当していたり、親の離婚、再婚で心に大きなダメージを負った子どもを担当していたりと家族の求めるものも多種多様でした。そこで思考錯誤しながらまるで家族のように一緒に悩んで相談に乗って、自分と家族の価値観の違いにぶつかって...とそれはそれは大変熱心に仕事に打ち込んでいるんです。
理論を知らなくても時に技術が足りなくとも自分で考えて柔軟にそれぞれの家族の要求に対応しています。長く同じ家庭に介入するからこその信頼関係もできていて、その人でなければできないという存在になっているケースがほとんど。いい仕事しているんです。
世界が認識しないなら、一番よく知る従事者が誇りと自信をもって仕事をしなきゃ。
家庭教育と学校教育の断絶についてはまた。
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