ヴェルサイユ宮殿の庭をサイクリングして、宮殿裏手にあるサンシールのGally農場の畑へいってきました。宮殿では方向を迷ってかなり遠回りしてしまいました。でも、ものすごくきれいで癒されます。そして宮殿の敷地の広さを改めて実感しました。
並木道は涼しく風が気持ちいいです。
宮殿の庭の池のまわりがこんな素敵なサイクリングロードになっているとは実は知りませんでした。手漕ぎのボートにも今度乗ってみたいです。ルイ14世は要人がくると、おすすめコースを通って庭を案内したといいます。いやらしいかな、王の権力の偉大さを見せ付けるためです。実はこの庭の巨大さを感じつつそこから宮殿をながめるというのが正当な観光スタイルに近いんだと思います。
ピクニックをしている人がちらほら。
王の力を象徴するために、宮殿から噴水に向かってみると、湖のような池が果てしなく続いているように見えるのですが、この写真は逆にその池の終わりから宮殿を見たところです。日本人のヴェルサイユ観光はたいていパリから日帰りで宮殿の一部(鏡の間など)をみるだけで終わり、というのが多いのでなかなか見られない風景ではないでしょうか。実は宮殿から離れるほど、その豪華さやさまざまな表情を感じられるようになっています。しばし休憩。空がきれいだなぁ。
さてようやく畑に到着。目的はいちご摘みでした。池の終わりの反対側の小道を抜けて道路にでて右側に少し走ったところにある農場から1キロほど行った畑にあります。苺のほかにも、ほうれん草、レタス・ミニ大根を収穫してきました。
畑入り口
サラダの畑
お目当ての苺は大人気なようで、すでにいいところは積み尽くされた後だったのですが、それでもよくよく探すと熟したものもみつかりました。日差しがかなり強く、体力消耗しますが、苺でビタミンCを取りながらなので意外と大丈夫です(笑)。
味と形でいちごの種類が二つあることに気づいたり、ほうれんそうの葉っぱにしわが多いのと平らなのがあることを不思議に思ったり、ラディッシュを抜くのは意外と簡単なことを知ったりと、自分の5感が自然の力でよく刺激されているのを実感できました。ラディッシュの泥を井戸水で洗う作業も楽しかった!やはり泥と水は人間に必要ですね。
帰ってさっそく夕食準備。 前菜1、ラディッシュ。このラディッシュのみずみずしくておいしいことおいしいこと!味は日本の大根と同じです。精彩を放っているというのか、大根を食べているというよりは、大根という形になった水と土と光の恵を体に入れている、という感覚が本当にするんです!いわば野菜の「踊り食い」(笑)。そういう食べ物をわたしたちは「おいしい」と感じる感覚を本来持っているんですね。
たまねぎのみじん切りとしょうゆとオイルのドレッシングがとてもよく合います。和風の味に感激。
前菜2、レタスのサラダ。一見市場で買うのと同じようなレタスなんですが、葉がしっかりしていて歯ごたえがあり、味がとにかく濃くておいしいのです。市場のでも日本のレタスより十分おいしいとおもっていたけれど、それ以上でした。
メイン、採りたてのほうれん草のパスタ。フランスの定番食材ラルドンハムとバターで炒めてパルメザンチーズをかけました。ほうれんそうの味の濃さにびっくりです。あくがほとんどないのでそのまま炒めてOKでした。
6月28日には農場の方へ出かけるツアー「サンシール農場体験のお誘い」を企画していますが、収穫体験もっみんなでいけたら楽しそうです。近々日にちを決めてイベントをアップする予定です。
2 件のコメント:
おいしそう!今回は行けなさそうだけど、ぜひ次は農場体験、参加したいな〜。大地の味が感じられる野菜ってほんとうに美味しいよね。
うん、とてもおいしかったよ~!冬意外は何か収穫できるはず。また行く特はお誘いするね。
コメントを投稿