フランス人の知り合いからクリスマスにいただいた本で、しばらく手をつけていなかったのですが、私に選んでくれた本がどんな内容なのか知りたくて、とにかく最後まで目を通してみることにしました。
フランス語の本を読むのは日本語で小説を読むのとはいろいろな面で違う行為で、読書というか、語学と文化の勉強といった感じですが、辞書なしで小説がどれくらい理解できるのか、フランス人好みのストーリーの中にある要素とはどんなものか、という視点で読むと得るものはそれなりにあると思います。
主人公のルネは、読書が大好きで本当は教養の高い人なんですが、住人たちに目立たぬように普段は平凡なよくいる管理人を演じているんです。その設定が結構気に入っています。
実は日本語訳がでているんですね~。日本に帰ったら読んでみたいです。
優雅なハリネズミ
ユウガナ ハリネズミ
ミュリエル・バルベリ 著 河村 真紀子 訳 早川書房 版
バルベリ,ミユリエル カワムラ,マキコ ハヤカワシヨボウ
2008年10月 発行 ページ 374P サイズ 四六判 1,890円(1,800円+税)
ISBN 978-4-15-208963-2 (4-15-208963-6) C-CODE 0097 NDC 953.7 自分の知性をひた隠し、アパルトマン管理人の典型を生きようとする未亡人ルネ。大人たちの世界のくだらなさに幻滅し、自殺を志願する12歳の天才少女パロ マ。二人は並外れた感性と頭脳を持ちながらも、世間との係わりを拒み、自らの隠れ家にこもっていた。しかし、ミステリアスな日本人紳士オズとの突然の出会 いによって、二人の未来は大きく開かれるのだった―哲学、映画、音楽、絵画、文学、そして日本文化へ自由自在に言及しながら、パリの高級アパルトマンに住 む人々の群像をユニークに描き上げ、今世紀フランス最大のベストセラーを記録した感動物語。http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0109415019
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