2010年2月26日金曜日

アートワーク2日目

まずは昨日と同じくウォーミングアップをして、午前中は直線と角、曲線のワーク。午後はにじのワークをしました。

単純に昨日よりも色を使う面積や画材に触れている時間が多かったからなのかもしれないけれど、昨日はどんなことをするのかがわかって感動と喜びの入り混じったちょっとした興奮状態だったのが、今日は少し落ち着いてワークの中身のひとつひとつを感じることに心をしっかり使ったという感覚、ワークの内容によりしっかり巻き込まれた感がありました。

もっと細かい感想もありますが、まったく個人的な体験なので、説明しようにもできないし、体験していなければいくらことばで説明してあるのを読んだところでほんとうには理解できないと思います。これは「講義」ではなく「ワーク」というのが妥当で、このワークを通して体験することの意味を学んでいるとも言えるくらいです。なのでここではざっと一日終えての印象、全体の感想を書くのにとどめておくことにしてこのワークですることって一体何なのか、自分なりに思いついたたとえで書いてみることにします。


このワークは基礎体温計に似ていると思います。

基礎体温計で毎日計ると自分の平熱がかなり細かくわかるので、いつも体温を計っている人は体の異常に気づきやすいです。いつもより熱が高ければ外出を控える、食事に気をつけるなどして、風邪を未然に防いだり、健康な状態を保つのにも役立ちます。

このワークをすることは体温ではなく魂の状態をはかること。自分自身でその日、そのときの自分の魂の状態に気づき、コントロールできるようにするための訓練といえそうです。

はかるといっても数字でぴぴっとでるわけではない「はかり」なのでわかりづらいのですが、江口さんが毎日少しの時間でもつづけることを非常に強調されていたのは基礎体温は毎日はかるのが重要なのと同じなんだろうと思います。

毎日ほんのすこしの時間を割いてはかりつづけることで自分の魂の「平熱」を知ると、普通の状態でない自分を意識的にコントロールでき、魂が健康でいられるのに役立つということですよね、きっと。

パステルやお手玉を使っての上手な表現を練習しているのではまったくないんですよね。そういう目に見える素材はただのツールであって、それをとおして見えてくる自分の一部である、自己の生命体・感情体の状態に敏感になることに意味があるということでしょう。ものすごくシンプルなのにとっても奥深いです。



今日をきっかけにして続けていくことが大事なんですね。せめてお手玉だけでも習慣にしていきたいと思います。

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