伝統を守り続けたい派とアヴァンギャルド歓迎派とで賛否両論激しく対立しているという村上隆氏の作品展@ヴェルサイユ宮殿。この日曜日行ってきました。
参加している日仏交流のアソシエーションで、私もイベントを一度くらいは立てないといけない雰囲気だったので、では、家から近いし、日本人だし、という単純な理由で行くことにしていたのでした。
ごてごての、いや、重厚な装飾で四方を囲まれたお城の中に突然下の写真のようにつるんとしたコンテンポラリーアートが鎮座しているわけなんですが、同じくディテールに凝ったカラフルで派手派手しい物体も負けずに存在感があって、不思議と違和感は前回のアメリカのアーティストのときほどはなく楽しくみてきました。
緑色に集中するとき、自分の中には反対に捕色の赤が作用するといいますが、屈託のない笑顔で咲き誇る村上フワラーたちにも同じような効果が期待されているそうです。
他にも私たちから見える部分はポジティブな表情なのに、裏にはドクロが隠されている金色の像がありました。うすっぺらな金メッキの輝きもなんだかうそっぽく、そのあたりにも作者の意図が感じられる気がしました。
日本の観光グループがたくさんいたのですが、ガイドの日本人の方がこれらの作品を完全無視で一生懸命当時のロワイヤルファミリーの暮らしぶりを説明していたのが妙な感じでした。
たしかに、初めて宮殿にきてこの展覧会にあたったら、ちょっとびっくりしてしまうかも。
2 件のコメント:
ご無沙汰です。
お元気ですか?
このようなブログをみるとまたフランスに行って見たいという気持ちになります。
ヴェルサイユ宮殿での村上隆の展覧会という企画自体が凄いですね。
でも、なんとなく面白そうです。
違和感がありそうで、実は豪華絢爛なヴェルサイユの雰囲気になじんでいくような変な感覚を狙ったのかもしれませんね。
日本だとそのような空間は余りないのでいいかも。
写真が撮れるのは、いいですね。
日本だと絶対にありえないので。
kazoo320
こんにちは!
フラッシュは禁止でしたがそれ以外の撮影はゆるされていましたよ。まさにそんな感じでした。違和感があるようで意外とないような変な感じです。日本なら金閣寺にどーんとこいいうものが建っている感じでしょうか。
ありえないですね。。。
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