2008年6月28日土曜日

paris nature


日本の感覚だと6月末は進入生がなじみはじめ、五月病も落ち着き一学期の終わりまであと一息、という時期ですが、フランスは9月から新学期が始まるので、今は学年末。一年間を振り返って「今年度も終わってみるとはやかったわね~、バカンスはどこに??」なんていう会話があちこちで聞こえます。

私はというと7月にニース、8月にベルギーにそれぞれ一週間前後出かける予定です。

フランス人は一ヵ月はバカンスに出かけるというのがほとんどなので、彼らにするとかわいそうなくらい短いという感覚かもしれません。

それでもひさしぶりの2泊以上の旅行を私はそれはそれは楽しみにしていて、今から地図を眺めて訪ねたいスポットに印をつけています。

シャガール美術館     

海     

車窓の景色    

エズの村 

南仏の明るい陽射し

行く先でであう人達



宿泊する旅行でなくとも、自分の日常を遠くから、外側から眺めてみるのはとても大事だと思います。


どれだけ自分が自分の心にしばられて硬くなっていたか、

自然から遠いところにいたか、

感謝を忘れてしまっていたか、

そういうことを大きな自然の中に身を置くことで思い出せるからです。

そして日常に戻ってからもこれまで以上に普段の自分の生活をいとおしく感じられるからです。

わたしはまだまだ修行が足りないので、生活の場にいるとつい欲や自我が強くなってしまって、
こころが乾燥したような状態になります。言動がトゲトゲしくなり、ちょっとしたことで憎しみの感情がでてくるようになったら危険信号です。そろそろ目的もなく散歩したり、公園でピクニックしたりしないとまずいですよ、というサインと受け止め、サンドイッチ用のバゲットを握り締めて家に帰ったりするのです。

自分の魂がどうしようもできなくなったら、自然は人を癒して正常な心のありようを取り戻させてくれる
のですよね。ということを考えると、やっぱり日の光や森の緑って偉大だなぁと思います。

小さな喜びをみつけて自分の日常を輝かせる感受性、本能を養うときとなりますように。

このブログもこれまでは写真とその解説のような内容kが多かったけれど、本当はもう少し自分の感じたことを感じたままに綴る場にしたいなぁと思っています。

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