2010年5月16日日曜日

3歳の内緒話



わたしのお世話している3歳の男の子、最近「ないしょ話」が好きです。

耳と口の使い方がいまいちわからないらしく、わたしの耳元に自分の耳をくっつけて、ひそひそ声でしゃべっています。

うーん、惜しいwww。

そういうわけでまったく秘密情報になっていませんが、秘密にしたいというよりは小声でひそひそ話す親しげなあの雰囲気を再現したいようで本人いたって満足そうです。

このような姿に子どもの自己中心性がみてとれます。この子は自分の母親が自分にささやいたのをその通りに再現しようと思っても、自分の側の動きしか再現できていません。まだ自分が見ていないときに他人がどういう動きをしているかを推理することができないのです。かくれんぼでは目だけつむっていればうまく隠れたつもりになれる時期です。私はこういうまだ半分夢の中にすんでいるような状態をしっかりたっぷり経験してから次のステップに向かうのが極めて大切だと思っています。天使の羽が取れたのにまだ自分で気がついていないような覚醒前の状態といいましょうか。これは3歳くらいではまったくもって当たり前の状態、むしろ普通ですから間違っても早期教育などと言って大人が夢の世界からひきずりだすようなことはしてはいけません。

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