2011年12月16日金曜日

日本のお土産リクエスト

珍しく平日だというのに在宅。しかも家には私ひとり。
実は今日からクリスマス休暇なんです♪フランス風に言うと昨日の仕事が終わった時点からバカンス。典型的なフランス家族が盛大なノエルのお祝いをしたりスキーに出かけるシーズンです。

でもわたしはのんびりバカンスというより師も走るという師走。

年末日本に帰ることにしたのと家をシェアしてる韓国人夫妻の奥さんとベビーちゃんが帰国するのとパリで手配しなきゃいけないちょっとしたパーティがあるために、シャンパンの手配やらお土産の手配やらで時間があっというまに... 汗  まあこの時期に一人でひっそり淋しく過ごすよりはずっと恵まれてますね。26日に日本到着、10日まで主に実家の千葉と友人の多い東京で過します。

日本への帰国準備では今回オンラインショップをフル活用して子どもたちに頼まれたお土産のいくつかは既に手配済してみました。便利です。リクエストはキティちゃんグッズとポケモングッズ、あとマニアックなんですが日本のお米を刈り取るトラクター!渋い。さすがにトラクターは無理だろうと思ったんですが、トミカからヤンマートラクターが発売されてました。日本て本当になんでも買えますよね。私はキャラクターグッズとプラスティックのおもちゃは嫌いなんでいつもはドイツや北欧の木のおもちゃやカードゲームにしているんですけど、日本帰国のときだけはリクエストに応えてます。



2011年12月12日月曜日

もうすぐクリスマス


もうすぐクリスマス。今年ももうあとわずかなんて早いです。早すぎます。シッターしている子どもとアドベントカレンダーを手作りしました。
クリスマスグッズのカタログを切り抜いてダンボールに色紙を貼ったベースのボードに子度もが好きなように貼り付けただけ。覚えたての数字を頑張って書いたので時々鏡文字になっているけれど本人はいたく気に入ったようです。


2011年11月16日水曜日

ロンドン帰りの女の子の旅の感想(7歳)

ロイヤルファミリーのゴシップ誌が大好きなクライアントの仏ファミリー。

連休だった週末を利用して7歳の女の子とママとロンドンまで小旅行にでかけてきたようです。
弟くんとお父さんはお留守番でお母さんと初めての二人だけの海外旅行、相当楽しかったようで目をキラキラさせて旅行の思い出を語ってくれました。

彼女が楽しかったのは、シャーロックホームズの家に行ってポストカードを買ったこと。博物館で女王の大きな冠の見たこと。ハロッズでみんなのクリスマスプレゼントをお母さんと選んだこと。そしてユーロスターに乗ったとき、電車の中で行きはポテトチップ、帰りはお水をお母さんが買ってくれたこと。

まだまだ7歳はかわいいです。


2011年11月12日土曜日

リュミノテラピーとソフロロジー

曇天つづきのパリ(郊外ですけど)。ここ一週間で多分合計6時間くらいしか日光を見てません。心もどんより。体はすごくだるくなると良く聞きますが、私の場合は気分にすぐに影響がでます。とにかく機嫌が悪くなります。

今朝は曇天+夕べから出始めた霧が重苦しくたちこめた曇天。そのせいか、どうにも辛くて仕方ない。これは日光が足りてないせいかもしれない、とふと思ってとうとうリュミノテラピーのライトを衝動買いしました。存在はずっと前から知っていたのですがついに我が家にも。もう藁にもすがる思いで(苦笑)。フランス人がなぜ太陽のある限りテラス席を陣取るのか、公園でところかまわず寝そべって日焼けしているのか、住んでみるとちょっと理解できるようになりました。




このマシーンの太陽光と同じ光を一定時間浴びると冬の間の鬱な気分を改善するのに効果があるそうです。期待!


あと、もう一つ、気になっているのはフランス現地のソフロロジーの個人セッション
日本ではできるだけリラックスしてお産を楽にする自然分娩のメソッドの一つとして知られるようになってきているようですが、フランスではソフロロジーでのお産ができるクリニックというのはネットで探す限りではみつからなくて、個人の診察所がいくつか見つかりました。特にマタニティーブルーには限定していなくて、悩みのある人など誰にでもヒーリングやセラピーの一種のような感じで個人セッションをしていくタイプのものらしいです。

近年フランスではZEN=リラックス系、ヒーリング的なものというように「禅」の精神が拡大解釈されつつあるようで、「それってZENだよねー」とかなり頻繁に現地人の会話にでてきます。雑貨屋さんにはZENコーナにアロマテラピーやリュミノテラピーのライトが置いてあったりします。このソフロロジーもお医者さんに行くイメージではなくリラックスしにいくという感じ。気になるー。

一応教育系ブログなので、ソフロロジーが学べるアドレスを載せておきます。初級セミナーのようなものが週末にあるようで、すごく行ってみたい!
http://www.academie-sophrologie.fr/

それからソフロロジーのことをよく説明している方のブログもご紹介。
http://ameblo.jp/orchid-14/entry-10931819828.html





2011年11月9日水曜日

5歳のおもしろクイズバラエティ

-第一問

レゴで遊んでいたら突然 なぞなぞモードに入った5歳のQくん。

Qくん 「なーんて言ったか?」


一秒前まで消防車ごっこだったのでよく意味がわからない私。
なぞなぞをしようという話にもなっていない段階でいきなり何て言ったかと。

「え?ごめん、あんまりよく聞いてなかった。も一回!」


Qくん 「...(特に何も言っているように見えない...)...」

「なーんて言ったか?!」(とびきりの笑顔で)

ここでようやく彼がどうやらクイズをしたいことに気づく私。

「え?ごめん、ちょっと良く分からないんだけど、もっかいいい?」


Qくん 「.............」(私の軽く2倍はある大きな目をパチパチするだけ)


・・・特に何も言っているように見えない...リアクションどうしよう。


「ごめん、ぜんっぜんわかんない。何て言ったの?」 と普通に素直に謝る私。 




そしてQくん、注目の解答。



Qくん 「なんにも。」 

(なぜかハニカミながら)



なんにも言ってなかったんかー! 


斬新。



-第二問

ご両親から予定を聞いたのか秋休みの一週間前からバカンスで頭がいっぱいのQくん。



Qくん 「バカンスはたくさんたくさん集まるんだよ♪ ノンノー、ノンナー(おじいちゃんおばあちゃん)、ニーッ♪ コーッ♪ ラー♪(いとこ)... さーて、どこに行くでしょーか?」



またも不意打ち。フランス人らしくバカンスなぞなぞ、出ました。


私 「えっと、そうね、親戚のお家のあるトピニャックかな。いつも行ってるみたいだし。」



Qくん「うんと、えっと、ちょっと考える時間もらってもいい?今よく考えてみるから。」



私  「はい?」


Qくん 「ちょっと良く考えるから待って。」


なぜか出題者に待たされる私。


そしてQくんは有無を言わさず考えるポーズ(おもむろに四つんばいになりソファに頭をてくっつけて全身を頭で支えるすごく面白い格好。顔は超真剣。)


私は笑いをこらえるのに必至。 「ぷぷぷっ。それで、思い出した?分かった?」


またしばらく考えるQくん。そして注目の答えは...




Qくん 「うーーんとね、知らなぁい」





エーーーーーーーーーッ。



まさかの出題者が答えを知らないというオチ。



面白すぎます。


実際はちょっと舌足らずに大人びたフランス語で話すのでもっと面白いんです。










2011年11月6日日曜日

やっと登録しました


2011-12年度の大学登録ようやくできました。3度目の正直。ほっ。というのも1回目はちゃんと時間を調べていったのにもかかわらずその日だけ特別に時間が変更になりますという旨の張り紙があって失敗。2回目はたまたま担当者が席をはずしていたので違う学部の担当者が要件を聞いてはくれたものの「あんた、再登録って言ったって書類ないんじゃできないわよ!」とすごい勢いでただただ怒られて気分を著しく害しただけでバイトに行く時間になってしまったので退散。どうやら再登録には書類はあまり必要ないはずなのに....あまりわかっていないらしい。不愉快でしたがまあよくあることだし気にしないです。そして3度目の正直。思ったとおりにほとんど書類要らずに登録完了。支払い場所まで付き添って例年のように長い列をまつこともなくいたってスムーズに登録証の支払いも完了。あとは学生証を交付されておしまい、(というかむしろただの始まりの手続きにすぎないはずなんですが)

これがまたトリッキーなことになっていてかなり手間取りました。学生証と一緒に今年からMONEOというお財布カードが発行されるようになったらしいのでその説明役のおじさんが一人いたのですが、その人の説明がまったく的を得ないものだったため、今渡された封筒は何なのか、一体次の手順はなんなのか、必要書類はどれなのか、証明写真は何枚提出するのかなどまったくわからないまま不安なままの学生が多数待機。みんな???で名前を呼ばれるのをひたすら待っているという状況でした。そして私もそこにくわわり?顔で待つこと約10分。同じく?顔の両隣の学生にどうすればいいのか質問されたりしたりしつつ名前を呼ばれるまで待ち、なぜかしたり顔の若いバイトのお兄さんに対応してもらってめんどくさそうにカードを渡され本日のミッション修了。

まあ証明写真も余分にもっていたし必要なものは全部あったので結局は手間取ったもののなんとか無事に大学の登録が完了しました。日本なら5分で終わる手続きが3回足を運ぶことになり、計10時間。ああ何て非効率でストレスフル。理屈ではMONEOで学食が払えたりしてスムーズになるはずだけど、全然スムーズになった気がしない...。フランスの大学で学業を成功するにはこういうことにめげないことが一番難しいと断言できます。大学留学準備をしている人が大抵一番心配するフランス語力や学習内容ですが、これははじめてしまえばなんとかなるけれど、この手続きごとの厄介さと人々の対応の悪さにはかなりやられます。快適な国から来た人を本当に憂鬱にさせます。今回は9日に滞在許可の申請に出す書類の一つに登録の証明があるためバイトも休混ざる終えず...。せっかく丸一日休みにしてもらったついでにその足で在仏日本大使館で免許証明書を申請し、そこから徒歩圏内の会社にも所用があったので立ち寄り、と盛りだくさんな一日になりました。最後にデパートで新しいバッグを新調。自分の楽しみもないとね。

今週はプレフェクチュールがあります。期待しないときほど普通に事が運ぶとうれしいので期待しないでいってきま-す。


写真は全然関係ないですがうちのCOINGです。日本では見ない果物。あまりに美しいので飾りにしてます。生は渋いので必ず加熱して食べるそうです。セザンヌの静物画のようで見ているだけで癒されます。

2011年10月31日月曜日

今夜の夕食

Posted by Picasa
お隣の国からお客さんがあったので久しぶりにパリで夕食でした。気軽な雰囲気なのにお魚がとても美味しいカフェコンスタンへ。予約できないお店なので急な来客のときには逆に便利です。ただし混むので絶対に開店時間より早めに到着しないと入れません。

3回くらいきましたが開店と同時に満席。.牡蠣とサーモンのこの前菜が大好きで必ずこれです。

タラと温野菜のアイオリソース添え。魚の美味しいお手ごろなフレンチレストランは見つけるのがむずかしいので同じお店ばかりになってしまいます。

2011年10月24日月曜日

グランパレのステインコレクション

たまたま予定が変更になってグランパレを通りがかったので、ぜひ行きたいと思っていたグランパレの展覧会に行ってきました。
http://www.grandpalais.fr/fr/Accueil/p-93-Accueil.htm

ヘミングウェイの移動祝祭日に登場する、美術コレクターのステイン女史のコレクションの数々が世界中から集められたものすごく贅沢な空間になってます。1919年のサロンの絵が一度に見られたり。ステイン家のアパートの壁に飾ってあったマティスやピカソがずらーっと。感激です。

2011年10月8日土曜日

手作りこんにゃくがとどきました。

手作りのこんにゃく、お味噌、納豆、ワインがとどきました♪ 全部ビオですよー! 

トゥールで自給自足を目指して生活されている日本人の養蜂家のご家族のお店から取り寄せました。http://sangainfrance.blog13.fc2.com/ フランス在住の方はぜひお試しを。

偶然サイトをみつけて これは!と思って頼んでみたら、やはりシュタイナーにご縁のある方で、お子さんをトゥールのシュタイナー幼稚園に通わせていらっしゃる方でした!

今回お取寄せしたのはこちら。                                      ↓↓↓


手作り納豆。香りがとてもつよくて納豆が恋しい私にはよかったです。粘りはほとんどなくて、パスタに入れたらとてもおいしかったです。


2年ものと3年ものの無添加てづくりのお味噌。色が濃くっていかにも手作りですね。さっそくお味噌汁と味噌こんにゃくに使いました。素朴で滋味な手作り味噌。こんどは麹を取り寄せて手前味噌をつくってみるつもりです。


ふわふわの手作りこんにゃくはお刺身にしていただきました。一番期待していた生こんにゃく。半生状態で届きました。日本でもなかなか味わえないおいしいこんにゃくでした。


トゥールはロワールの古城めぐりの基点となっている街ですね。ゆったりとしたロワール河がのどかで美しい景観をつくっているこの地方で自給自足なんていいですね。こんにゃくをのせている器も実はロワールでつくられている職人の手作りのお皿なんです。いつかゆっくり滞在してみたい地方です。



2011年9月30日金曜日

ケン・ロビンソン 教育に革命を

教育のモデルを変える必要があります。 教育を 工業的 製造業的モデルから 脱却させる必要があります。 このモデルは 直線的 画一的であり 人を一緒くたに扱います このモデルを 農業的原理に基づくモデルに変えねばなりません。 人がその才能を花開かせるのは 機械的で自動的なプロセスではなく 「有機的」なプロセスだと捉える必要があります。 人の成長の結果を予言することなどできません できることは 農夫のように 花開く条件を 整えることだけです。-ここから抜粋-



2011年9月26日月曜日

フランスの子ども月刊誌で日本特集



アストラピ というフランスの子ども用の月刊誌があります。

内容は進研ゼミや学研を、お遊び中心にした感じ。


害のない範囲のジョークなどがつまった子どもたちの息抜きツール、ただしちょっとだけ知的。といった感じの子ども用の雑誌。

それが今月はなんと日本特集でした。

「そうそう、聞いてー!!昨日はねサプライズがあったんだよ!ポムダピが日本だったんだよ!表紙がプチサムライなんだよー♪ 日本の小学生はカルターブルにGPSついてるんでしょ?!猫のお面もついてたー♪」

(実際は仏語ですがこんな感じで言ってました)

と、Rちゃん大興奮。

特集内容は日本の小学生の持ち物、小学校の日常(防災訓練の様子をかなりクローズアップ)、日本の小学生のスナップ(なぜか防災頭巾をかぶっている)、日本地図(富士山並みに福島原発のイラストが大きくついている)「中世」の日本にない物を探すまちがい探しゲーム、猫のお面(裏表紙)

と3.11の後を受けてやたらと「震災の国日本」な内容になっていました。取り立てて日本を応援しよう!という感じは特になしでした。

8歳のRちゃんはキティちゃんのイラストと、給食の時間のイラスト(配膳係の子どもが配って、教室で食べている)がいたく気に入ったご様子で、なんだかほっとしました。

5歳の弟くんはあまり興味がないようで...おやつ用につくってもってきたクッキーのほうに気持ちがいってました。

ちなみに彼らのお父さんは、日本の小学生が自分たちで掃除をすることが非常に驚きだったようです。あとGPSのキーホルダーをランドセルにつけていること。多分掃除に関しては子どもにそんなことやらせるなんて....と思ったのでしょう。こういうときちょっと気の利いた説明をしたいなといつも思うのですが、親とは顔を合わせる時間はほんの僅かでなかなか...。





2011年9月23日金曜日

秘密のハマム

 パリのはずれのお気に入りの隠れ家ハマムに行ってきました。ハマムとは主に中東の国にある大衆浴場で要はスチームサウナです。本場の体験記などをみるともっとカオスな感じなので、パリのハマムは大衆浴場というよりはエステの一種として近年流行っているいるようです。新学期がはじまって三週間、きっと疲れが溜まる頃、と思いこの日に友達と予定をあわせておいて大正解でした。季節の変わり目&花粉のアレルギーも重なってこのところ体が少し辛かったのが一気に和らぎました。

 そこそこ熱いハマムとあまり熱くないハマム、プール、日本風のサウナ、休憩ルーム、仮眠室、ミントティーが飲めるレストラン兼カフェ、マッサージやエステの施術室があります。清潔で
癒しの音楽が流れていて安らかな気持ちに。

写真は熱くないほうのハマム。日本人には熱いほうのハマムでも物足りないくらいですがフランスの方はここでじっくり汗をかく人も多いです。黒いオリーブオイルからできた石鹸を塗って20分か30分くらいじっと待ち、十分に皮膚が柔らかくなったらタオルなどで擦ります。

不要なものが体から出たので心身ともにすっきりです。ミントティーのサービスつきです。




2011年9月22日木曜日

フランスの2年生の放課後


引き続き同じ家庭の子の放課後のお世話をしています。2年生になった女の子と年長さんになった男の子。相変わらず子どもらしくてかわいい二人です。

今年度から高校まである近くの私立のカトリックの小学校にいくことになって、お姉ちゃんのほうはどっさり宿題がでるようになり、私も一緒に毎日格闘しております。

普通、公立の小学校では翌日の分の宿題がでます。しかも一年生なら15分もかからないで終了する量でした。新しい学校では、約一週間分前もって宿題が出され、前日までに済ませておくシステム。予習がしっかりできるようになっています。この予習が前提なので、逆に言えば予習をしないと授業についていけなくなる可能性がありますが、もともとこの学校を選ぶ家庭は教育への意識が大高いので、親は熱心に予習をさせているようです。

余裕のあるときや週末にまとめて準備ができるので頑張れば平日は疲れた子どもを無理やり机に座らせなくともよくなるので、先に先に、と宿題がでるのはすごく良い考えだとおもいます。自分のペースで進められます。

ところで、日本ではフランスの学校というとみんなカトリック?というイメージがあるようですが、フランスの公立学校、つまりほとんどの学校は特に宗教とは何の関係もないことになっています。フランスの学校教育の発達史において、(日本の友人などが言っていました)ライック、つまり公教育が無宗教であることはとても重要なポイントと認識されています。なので、彼らの学校はとても珍しい宗教が母体になっている学校です。

ここヴェルサイユはとても「変な」(と、奥さんが良く形容する)土地です。「変な」の意味するところは、ものすごーく保守派な、伝統を受け継ぐ、クラシカルな、という言葉と取替えられます。丘の上の教会が、街の中心の役割をまだしっかりと果たしているのが分かるんです。子どもの交流範囲は「カテ」と略される教会学校で広がり、お母さんがその昔お父さんに出会ったのは教会の寄り合い、子どもを迎えに来て校門で待つ母親たちは、日曜日の教会であったときのつづきの内輪話をしています。

私はというと、今パリの中心地などではあまり見ない典型的なフランス家庭の日常生活を内側から見させてもらえて、とても面白がっています。

この学校のことは、またおいおい書いていきたいと思います。


2011年9月18日日曜日

イヴ エンスラーのスピーチを是非聞いて!


最近はTEDでプレゼンを見ることが趣味になっています。
すごく好きで何度も見ているものをメモ代わりに揚げておきます。
図らずも「創造性」がキーになっているスピーチばかりになりました。

とくにイヴエンスラーのスピーチは最高です。
強くなることは男勝りの女になるのではありません。


ツールバーで日本語字幕を選べます。

 
ケン・ロビンソン 「学校教育は創造性を殺してしまっている」
笑いどころ満載の楽しいスピーチ。しかも内容も良いです。



 
イヴ エンスラー 「忘れられた女子細胞」
*(サイズが変えられなくて大きくてすみません)


特に最後の10分くらいからの力づよい朗読部!



Elizabeth Gilbert on nurturing creativity | Video on TED.com

エリザベス・ギルバート "創造性をはぐくむには"

最近映画化もされた本の作家さんです。言葉の使い方が好きです。英語も奇麗です。




自分の気に入ったスピーチなので英語を楽しく勉強できる点もとても気に入ってます。






2011年9月16日金曜日

マヤ文明展 ケ・ブランリー

 ケ・ブランリー美術館のマヤ展に行ってきました。これはポスターにも使われている今回の目玉。貝殻と翡翠でできていていまだに光沢があるからか、一期はオーラを放っていました。
 シーサーのようなモチーフがたくさんありました。前回すごく並んでいたのであきらめて、この日は朝早く行きました。それでも入場するまで少し並びました。すごく人気と言うわけでもないと思うのですが、展示スペースがあまり広くないのでいちどにたくさん入れないのですね。

翡翠をつかった装飾品。よく残っているものです。
 文字なのか柄なのかよくわかりません。というのもマヤ文明の文字って、まさに「絵」なんです。
マヤ文明の文字。一文字書くのに何分かかるのかというくらいの複雑な絵。わたしたちの漢字ももともと自然物の形を簡略化したものだけれど、ここまで精密な絵が文字というのは強烈ですね。最近はこの絵文字の文化を保存するために現地の子どもたちへのワークショップ等の教育的な取り組みを頑張っているようです。最後にそのビデオが流れていました。(この画像だけ他からお借りしました)

2011年9月14日水曜日

パリのモスケで

 夏季休暇中の日記です。

久しぶりのお友達とモスケでお茶をしました。ここは本当の寺院ですが、お祈りの場所以外は一般の人も入れるし、カフェでは本格ミントティーが飲めます。ここだけ異世界な雰囲気で大好きです。甘い焼き菓子も必ず一緒にいただきます。バカンス中なのにかなり混んでいました。


今日のお友達は銅版画家さんです。注文の品がやってくるとすかさずポケットサイズのスケッチブックを取り出してデッサンしていたのには隣りで小さく感動してしまいました。彼女はフランス在住のアーティストなのでフランスの美術館はだいたいどこでも無料で入場できるそうで、ホント、うらやましいです。






2011年9月1日木曜日

シャンパン祭り

今年の夏は論文と翻訳と市場調査のアルバイトを掛け持ちしていたので意外とやることがいろいろとあり、あまり外出しなかったのですが、シャンパン祭りというのを耳にしてどうしても行ってみたくなり8月の半ばに身近な仲間でシャンパーニュ地方へ一泊したのを思い出にのせておきます。

シャンパン祭りはシャンパンの道というのに沿って点在する生産者の村のいくつかが毎年会場として選ばれているようですが詳しくはよく知りません。かなりゆるーい雰囲気のお祭りでしたよ。村人の手によるローカルな祭りのようで、ときどき見かけたバンドの演奏もふつうの村のおじさんや若者たちだったりして。

村内のホテルはすべて満室だそうで、最寄のトロワからバスで入り、村と村の移動にはタクシーを使いました。トロワはパリ東駅から一時間ちょっとのところにあるアウトレットモールで多少知られたシャンパンコルクの形をした町です。



はじめにイベント会場で入場料代わりのシャンパングラスを買うと、協賛のカーブのマップがもらえて、好きなところで試飲できるシステムでした。私達の一行はもともと車が無いのでタクシーでまわりましたが、参加者のほとんどが自家用車で来ていて驚きました。そもそも徒歩で巡るは不可能に近い範囲でとくにシャトルバスやトラムが用意されているわけでもなく、アルコールを飲むイベントが開催するのは日本ではあり得ないですね。

シャンパンが飲める場所には地域住民の手作り品の販売や軽食、シャンパングッズなどが売られていました。上の写真はシャンパンのコルクの上についている蓋の部分を大きくしたデコレーションアイテム。シャンパンのコルクについてる蓋を集めているコレクターも居るらしいです。コレクター用の蓋のセットを販売するテントがいくつかでていました。


シャンパンカーヴと工場を無料で見学できました。いくつもの試飲ポイントでここのシャンパンが出されていたので、どうやらここのメゾンがパトロンになっているイベントのようです。

詳しいガイドつきでとてもよかったのですが、内装がやたらとサイバーなのが気になりました。


このおじさんが丁寧に説明してくれました。息子が日本にいたことがあるといって、ガイド終了後にいろいろお話してくれました。追加情報が聞けて少し得した気分でした。

でもやはり内装が気になった私。カーヴなのになぜかミラーボール。


カーヴの内装と対象的に、祭りの会場はものすごく手作り感にあふれた飾りたち。この統一感のなさもまたこの祭りのゆるゆる感がでています(笑)。

友人が日本で見てきたもの


フランスの夏休みももうすぐ終わりですね。私の知り合いのフランス人もぼちぼち帰ってきているようです。


昨日は日本大好きフランス人の私の友人がバカンス先の日本から戻ってきたようで電話をくれました。



私の論文の付録部分の翻訳チェックを手伝ってもらっているその友人は私の研究につきあわされて、私の研究と関連の深い日本のホームレス支援団体についてたくさん読んでいる、というか私に無理やり読まされている人なのですが、



あ、ソウソウ、メグミの事は新宿でホームレス見テいつも思い出しタヨー
イーッパイいたから いつも思い出しタ~!!論文デキタ?


と元気良く言われました(汗)。 



「ホームレス」がきっかけでも思い出してくれて光栄です。
ただし色々な意味で素直に喜んでよいものか・・・(苦笑)


そして論文はマダデス。今年度も引き続き論文を書きます!


2011年8月25日木曜日

アートワークのご縁で


アートセラピーワークのご縁で知り合った日本のお友達が旅行の合間に我が家に遊びに来てくれました。お友達といっても一回り以上も年上の本物の芸術家さんで、人生の先輩といいますか、いろいろ教えていただく側なのです。仕事でもなく、身内でもないところで出会ったご縁で素敵な方を独り占めしてお話できるので、アートセラピーワークと出会って、内面に向き合う、自分と向き合う、という本来の目的だけにとどまらず、人との出会いという意味でもとっても得をしているとおもいます。

同じ先生のもとで同じワークをやっているということもあって、お互い不思議な親近感で5時間もノンストップで話し続けてしまいました。

このところずーっとバイオリズムが停滞している感じがしていたのが、すっと心が軽くなるような言をいくつかいただいて、今日はおかげで軽やかです。

必要なときに必要なことが与えられるように用意されているものなんですねー。

かわいい置物のお土産もいただいて、ふわっと気持ちが軽くなる夕べでした。

アートワークは関西以西でもりあがっているようなので日本に帰国の際は大阪に行けたらいいなと思
ってます。




2011年8月15日月曜日

韓流一歳バースデー

最近覚えた拍手やバイバイ、イプーンチ(自分を指で指す)そして笑顔。この全4技で惜しみなく愛嬌を振りまいてくれるお隣りさんの息子くんです。お父さんとまったく同じ顔。スプーンの使い方がとても上手ななかなか賢い子です。 お誕生日おめでとう!!

最近一番の祝いごと。アパートをシェアしている韓国人夫妻の1歳の息子くんのお誕生日パーティが自宅で開催されました。主に彼の働いている研究所の同僚が10人くらい集まってリビングが飽和状態でした。韓国人、中国人、日本人、チュニジア人、南米出身(詳細知らない)と全然フランス人がいない面白いバラエティにとんだゲストたち。会話は韓国人夫婦が英語オンリーなので主に英語、フランコフォンのチュニジア人同士などで時々フランス語でした。

お料理は全部ご夫婦が2日間かけて準備した大量の韓国料理大皿盛り。韓国の一歳のお誕生日は前述のとおり、特別なお祝いイベントだそうで、それはそれは気合がはいっておりました。私も風船をふくらませて、リビングの飾りつけを手伝いました。


お誕生日のお祝い料理の定番にんにくの効いたわかめスープ、チャプチェ、キムパッ(韓国風太巻き)韓国風さつま揚げに韓国風肉じゃが等どれもとても美味しかったです。


このイベントのハイライトはトルチャビです。将来を占う縁起かつぎのようなもので、職業にまつわるものを子どもの前に並べて、子どもがはじめに掴んだもので将来を占います。

超マイペースの息子くん、みんなに注目されるのはへっちゃらなのですが、一回目のトライではくるっときびすを返してプレゼントのおもちゃに突進。仕切りなおして2回目に糸(長寿の象徴)をしっかり掴みましたよ。ご両親はバンドエイド(医者)を掴ませたい!と言っていましたが、結局健康が第一だよね、ということになりとっても和やかなひとときでした。

贈り物は色々迷って、結局メモリアルなものとして日付と名前入りのブレスレットを、すぐに使ってもらえるものとして半そでのボディ(写真の息子くんがきているもの)を近くのデパートで選びました。彼のお気に召したのはプレゼントの入っていた箱でしたけれど。(苦笑)





こうした日常の楽しいひとときが実はほんとうに貴重で幸福な時間だとつくづくおもいます。






2011年7月29日金曜日

オスロの事件と死刑制度

先のオスロの事件、フランスでは事件当日直後のショッキングな映像とともに大きく取り上げられました。現場で亡くなった方、必至に逃げた若者たち、どんなに怖かったか。まるで現場に居合わせたようなリアルな恐怖を肌で感じて、怖い思いを下方やなくなった方のこと、ご家族のことをおもうと悲しくて涙があふれました。今も命からがら逃げきった女の子の叫び声が胸に突き刺さったままです。

世界には理不尽なことばかりです。どうしてこんなことが起こるのか。

どうやって受け止めていこうか。どうやって被害者たちは前に進めばいいのか。

今、裁判にむけて精神鑑定などが始まっている様子ですが、この犯人にオスロがどのような回答をだすのかが世界から注目されています。

なぜなら、ノルウェーには死刑制度がなく、76人無差別殺人の犯人にも極刑は適応されないからです。

日本ではこの死刑制度のないノルウェーのシステムを激しく非難するような向きが一部にみられました。日本は死刑の支持者が多いから一部でもないのかもしれません。遠い北の国での被害者に思いを馳せて犯人を憎らしくおもう日本人はたしかにセンシティブでな人情味にあふれているとは思います。でも、私は死刑制度には反対です。理由は色々ですが、一つには罪を犯した人の体が消滅しても、同じようなことが2度とおきないとは限らないからです。実際犯人は自分は途中で射殺されるだとうと思っていたといいます。(フランスも死刑制度は今はありません。しばしば死刑は野蛮だと考えられます。日本は例外的に先進国のなかで死刑制度の支持率が高い国です。)

犯人は自国がイスラムの影響を受けることを極端に嫌う政治の嗜好を持つ者で、国を守る為にやったというようなことも言っているようです。精神状態にも問題がありそうなので何が本当の理由かはわかりませんが、死刑執行という形で、やりきれない憎悪をある程度満たすというやり方は結局、一つの正義を振りかざして人を殺めることと変わりません。まったく別の価値観に基づくものであれ、そういった憎悪を持つこと自体を肯定するようなやりかた、憎悪の沈め方には個人的にはまったく賛成しません。世界の民族や宗教対立は結局「やったらやり返せ」と「自分は絶対に正しい」の2つで泥沼化していませんか?

世界には白と黒しかなく、悪者には人権など考えなくて良いという考えにはなじまず「それ以外の考え方がある」と主張した国の一つがノルウェーでした。「ノーベル平和賞の国」として知られるオルタナティブ志向の国です。オスロ市長はこの犯人に「民主的で寛容な罰」を与えると言っています。

どんな対応となるのかはまだ知るところではありませんが、市長も 寛容=優しい、甘やかしたという意味では使っていないはずです。死刑復活!といいたくなったかもしれません。自分の市民をあのように失ったのですから、むしろ他国の私達よりも、深い悲しみと怒りを覚えたはずです。人間ですからそうした感情をもつこと自体は悪いことではないとおもいます。

怒り、悲しみ、絶望、復讐、憎しみ…。オスロは今こうした負の感情を必至でこらえているのは、それがひいては犯人が思うようなやりかたでは平和など実現しえない、ということを自ら証明してみせることになるからで、かなり無理もして、理想の国のありかたを曲げないように泣きっ面で頑張っているんだとおもいます。過激な主張ではなく寛容を、という路線のこの国の主張がこのように注目されるのも想像だにしないものでしたが、世界が寛容で満たされ、平和に一歩でも近づくように祈りたいとおもいます。

亡くなった方のご冥福と心身に抱えきれないほどの大きな傷を負ったたくさんの若者、その家族、残された周囲の人たちに少しでも癒しがありますように。




2011年7月20日水曜日

韓国流一歳の誕生日

フランスにあまり関係ないエントリーが続きますがお許しを。

アパートをシェアしている韓国人家族の赤ちゃんがこの週末に一歳を迎えます。奥さんとのちょっとした会話から、韓国での一歳のお誕生日祝いはかなり特別なイベントだということが発覚したため急遽プレゼントを再考しています。

というのも、韓国では一歳のバースデーは、まるで結婚式のように家、親類や親しい人たちと盛大に祝うんだそうです。

くわしくはこちら。
http://www.konest.com/data/korean_life_detail.html?no=1598

なんでも、赤ちゃんの将来を占う トルチャビというのをするらしいです。
プレートにいろいろな職業を象徴するものをのせて、赤ちゃんが最初に掴んだもので将来を占うんだそうです(マイクだったら歌手、マウスだったらIT系、聴診器だったら医者、というように)。

へー、面白い!彼が何を選ぶのかぜひ見てみたい。

あとは赤いお餅を配りまくるらしいです。日本の七五三みたいなものなのでしょうね。

彼らのご両親がフランスに来ることはないそうなのですが(奥さんがあまり乗り気でないので)
このお祝いのためにフランスに来る、来ないの話になるくらいの一大イベントであることは確か。

ここは韓国流にしたがってゴールドのアクセサリーにするべきか(お金持ちになるように、ということでそういう風習があるらしいのです)、それともフランス流にエクリュやクリストフル等でシルバーのゴブレットを探すべきか(フランスの誕生祝いの古くからの定番)、はたまたもうすぐ歩きはじめそうな彼にファーストシューズがいいのか?金一封というのもありらしいけれど、即物的すぎるのも何だし、受け取ってくれないかもしれない。

この、フランスでも日本でもない特別なお誕生日に、一体どんなプレゼントがよいのか?なぜか緊張してきました。



2011年7月19日火曜日

イタリア-ヴェニス



お久しぶりの投稿です。すっかり間があいてしまって、ブロガーの投稿ページの仕様がガラッと変わっているのに今きづきました。HTMLで写真を並べ替えるのが簡単になったのでよいです。
7月のはじめにイタリアへ小旅行に行ってきました。ヴェニス。

ロマンチックな街なのになぜか予定が変わって一人旅になってしまったのでいまいち盛り上がらず。
ただし、さすがどこでも絵になる街で写真は気がつくと撮っていました。


リアルト橋の近くの宿で観光にはとても便利でしたが私の今回の目当ては観光名所ではなくムラノガラスだったので結局相当歩きまわりました。

ヴェニス本島のおみやげやさんは俗っぽいのもばかりでなかなか琴線に触れるものはなく、一日回って素敵なムラノガラスアートを売っているよいお店をようやく一つだけみつたときには宝物を探し当てた気分でした。

そのお店の店員さんが最近はヴェニスは商業主義になっちゃって、中国製の安物ばかり売っていて、ほとんどの観光客は安いからってそういうのをたくさん買っていく。うちのは商業品じゃない、アートなのに!と嘆いていましたよ。そして日本人だけは違いをわかってくれるんだよね、と言ってうれしそうでした。歩き回った甲斐があったというものです。

ヴェニスを訪れることがあればここの手作りのムラノガラスのペンダントトップを是非!

ARREDO-BIJOUX  ZAGARA Ponte S. Polo 2740 , Tel:041 5224796  VENEZIA


さてこのちょっとしたエピソードで急激に私のムラノグラス熱?が熱くなってしまい、翌日にはヴェネチィアから船で5分くらいのムラーノ島にも足を延ばしました。イタリアンムラノガラスのムラノです。船着場に日本を応援するメッセージをみつけました。イタリアでも日本のことを思ってくれていています!

ムラノ島はヴェニスほど入り組んだ水路ではないものの落ち着いたよい雰囲気の島で私はこの島のほうが気に入りました。ここはレストラン以外の全ての店がムラノグラス製品のお店といってもよいくらいのガラスの島でした。わたしも目をガラス球のようにして目利き気取りで店をめぐりましたが、ここでは
巧妙に良いものとそうでないものを混ぜ込んで売っているようなお店が多い気がしました(あくまで素人意見ですが)。

そのかわり、この島ではガラス製品を実際つくっているところを見学できるところを見つけました。このおじさん、すごいのです!
もの作りの光景をみるのは大好きです。やってみたくなります。

ほら、はさみ一つでねじったり切込みをいれたりしただけで馬ができました。


2011年6月14日火曜日

フレンチ レッスン

 先月からフランス語の個人レッスンをはじめました。友人のお母様が元アリアンスフランセーズの先生をされていたと偶然知ったのがきっかけで、いまさらながらなのですが発音矯正と文法、それに論文のフランス語。とっても丁寧に見てくださるのでとてもありがたいです。16区の彼女の自宅は
セーヌ河が望める瀟洒なアパルトマンで、話すフランス語もさすがにとてもきれいで品があって、レッスンも楽しいのですが普段なら縁のない贅沢でなパリが垣間見えるのも面白く、よい気分転換になっています。写真は私の大好きなケ ブランリー美術館。近くにあるのでちょくちょく立ち寄れるように年間パスを購入してしまいました。



レッスンの帰りは172番のバスに乗って繁華街まででて買い物をすることがおおいのですが、このバスがまた、観光バスといってもいいくらいにパリの見所をまわってくれるのでお天気がよかったりするとこれまた論文に詰まって憂鬱な気分も晴れていきます。そんなおまけ目当てのフランス語授業です。

2011年6月7日火曜日

子どもの理屈 つづき

フランスの大人はは現代においてもまだ

子どもは小さい大人

と思っている節があります....。

多くのフランスで子育てしている日本人の大体が戸惑う点ではないでしょうか。そもそも子どもを発見したルソーが偉い人みたいに言われていますが日本人などはもっと昔から子どもは子宝といってかわいがられてきたという違いがあり...。と個人的にはフランスの一般的に浸透している子どもを下に見る態度ははっきりいって全然好きになれません。文化的な違いでもあるのでそうかんたんに埋められる溝ではありません。日本には日本の歪みがあり、フランスにはフランスの歪みがあるように感じます。また両国ともに良い面もあります。結局私が思うのは人間本質は一緒なのだからそこから大きくブレなければいいというところに落ちついています。








2011年6月5日日曜日

子どもの理屈 大人の理屈

今日は久しぶりに子育てのお話です。

私のお世話している子どもたち(フランス人)は4歳半(男の子)と7歳(女の子)になりました。

男の子はお風呂で遊ぶのが大好きで、お風呂のお湯がすっかり冷たくなってしまうまで平気で遊びつづけます。私は風邪を引いてもらっては困るのでなんとかしなくちゃならない。


体が冷えるから、とか夕食の時間を過ぎちゃったから、とか言っても一向に動かない。

そこで

「お風呂のおもちゃたちがもうお家(袋状のネット)に帰る時間だよ。」

と言ってみたんですがこれが効果てきめん!急に目がキラッツとして、

「魚さん また明日ねー Au revoir !」 「ババールくん またねー!」

なんていいながらお片づけを楽しんで、その後すんなりお風呂を出るんですよね。

一年以上前に思いつきでちらっと言っただけなのに、いまでも必ずやるので相当気に入ったようです。

他にも、その子がお庭の木の葉っぱをぶちぶち切っていたときに、

「みんな私たちのお友達なんだよ。はっぱ達が 痛てててっ て言ってるよー。」

と私が言うと

「Pardon mes copains !」

と言ってその木に謝っていました。今でもその木に触れるたびに 

「はっぱはみーんなお友達なんだよね。」

と必ず確認してきます 笑 
 

ただ、この擬人化方法、この子の7歳のお姉さんにはもうそんなには通じないです。

この子達の母親がとても理論的で親子に主従関係を求める人(典型的フランス人です)なので大人の理屈に合わせることにかなりあわせられるようになってしまっているます。だからこのお姉さんには私は逆にできるだけ好きなようにさせています。といっても決して放任ではないですよ。意識的に彼女のリラックスタイムを邪魔しないようにしてめりはりをつけています。


たとえば食事の時間まで遊び続けているときなどは、彼女は興味ある話題をもちかけて、よき理解者の姿勢を示すととても心地よさそうです。私の意見を聞く準備ができてきます。なのでまず彼女の好きな話題で会話をしてみます。

会話の流れ(たとえば、その子の家庭は全部ビオの食品なので、今日の給食はサイテーだった、などど言うことがあるんです。そういう時、なんでビオがいいのか、とかを聞いて食べ物関係⇒今日の夕飯はおいしいよ)ですんなり席につくことが、毎回ではないですが、あります。彼女はもう赤ちゃん扱いして欲しくない、と思っているので対等に会話で、あなたはよく知っているね、あなたの言う通りね。など言われるととても満たされるようです。ポイントは会話の細かなことにはあまりこだわらず、とにかくまるごと認めてあげることです。それが彼女が求めてることだからです。

7歳くらいになると、大人ぶって話しますが(フランス語なのでさらに生意気な感じに聞こえます)、話の内容はまだ理屈にかなっていないときも多く、きっちりかっきりなご両親にいつもいちいち訂正されているのでかわいそうです。


つづく。


子どもの放射能20ミリシーベルト基準の反対サイト署名から朗報がきました。

子どもの放射能20ミリシーベルト基準の反対サイト署名から朗報がきました。
 

5月27日、文科省が1ミリシーベルトをめざすとの文書を発表しました。基準の撤回まではいきませんでしたが、事実上の断念であると考えられます。これも全国・全世界のみなさまが声を上げてくださった成果です。
にこたえたものであり、この間の市民運動が勝ち取った大きな一歩です。


ただ一方で様々な課題も残り、まだ十分ではないとことがあります。1ミリシーベルトというのは事故以前の福島県の平均空間線量の約25倍だそうです。何を言っても出てしまった 放射能はなくならないし、政府に期待するわけでもないけれど、国の動向を監視するという市民の役割を放棄しなければほんの少しは変えられる。今希望をもって過ごすのは難しいけれど、被災地の方々はもっとつらいと思うからダメージの少ない市民たちが思いをつなげること!





誰かを通して何かを通して思いは繋がっていくのでしょう
遠くにいるあなたに 今言えるのはそれだけ
悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら
人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ

また争いが 自然の猛威が安らげる場所を奪って
眠れずにいるあなたに 言葉などただ虚しく
沈んだ希望が 崩れた夢が 一の日か変わったら
今を好きに もっと好きになれるから あわてなくてもいいよ




2011年5月22日日曜日

子ども20ミリシーベルト撤回を求める署名


ここからネット署名ができます。

子どもは日本の未来です。一番に守られるべきです。
どんなに代償が高くつこうとも、お金では絶対に買えません。
当たり前のことがどうしてわからないのか。
いや、本当は危険と分かっていながら知らないふりをしているだけなのでしょう。
日本が大好きなので日本の未来をあきらめたくはありません。
だから日本人の一人として断固拒否するべきことは拒否します。
今のような非常事態のときはTVの情報は市民がパニックにならないように大いに操作されています。
小さな草の根活動を含むたくさんのNPOがメディアが取り上げない市民に必要な情報を提供しています。

2011年4月28日木曜日

NPOを通しての寄付という選択・NPOの情報を見る

被災地支援の寄付というと、やはり大きくて信頼のおける日本赤十字へ、と考える方が多いのは当然のことです。あまり考えなくても、お金はお金。何も調べなくてもココなら安心。と、スーパーのレジでもチャリン、と気軽に参加できるのもよいところです。

たまたま町で出会った寄付活動をしているボランティア団体がよさそうな活動内容だったりすることもあります。でも、その場で信頼性を確かめずに寄付するのにはちょっとためらいますね。

でも、小さくても高い志を持った非営利活動団体はたくさんあって、今回の震災に大してももともとの団体の目的や存在意義に裏打ちされた独自の支援策のための寄付を募っているところがたくさんあります。

例えば、被災地に配られる支援物資の食料が食べられないアレルギーの方や、被災地の外国人に特化した支援のための募金を募っている団体があります。

寄付受付団体の信頼性を知りたいとき、認定NPO法人であれば、公開している情報をネットで確認することができます。その団体の定款や毎年提出している社員の報酬や交際費まで家のパソコンから知ることができます。届出先の都道府県のNPOサポートセンター等(各都道府県で名称は異なります)のサイトで認定法人の検索ができます。NPO、○○県、情報公開 等で検索するとたいてい直ぐにみつかります。一番よいのは直接きになる団体に電話して問い合わせたり、ボランティアとして関わってみることですが、気になる団体全部に関わることはなかなかできません。これらの情報を見ても全てが分かるわけではありませんが、かなり参考にはなるとおもいます。

例えば上にリンクした寄付を募っている団体は17個ある特定活動分野のうち、NPO支援と、情報化社会の発展に属した活動を主にしていることがわかります。また定款には

この法人は、非営利活動の推進に必要な経営資源すなわちパブリックリソースの開発をめざし、専門的人材のネットワークを活用して、非営利活動にかかる調査研究、新規事業の企画、実施及び支援、コンサルテーション、人材育成、情報交流、政策提言などを行い、もって市民社会の形成に寄与することを目的とする

とあります。具体的な近年の事業内容としては、たくさんありましたが、私は企業のサイト利用者がポイントを利用して寄付するシステムの実施支援の経験が目に留まりました。このような情報のおかげで今回の被災地支援への複数団体へのセット募金活動にも団体の斬新なスタイルやNPOを支援する性格をつかむことができました。


情報開示によるNPOの透明性は特定非営利活動法人が市民による自発的な活動であることに関係しています。市民の市民による監視機能を重要視しているというわけです。認定NPO法人だからといって、政府がとっても良い活動団体ですよ、お墨付きを与えたのではありません。市民自らが判断しするものですよ、というところがNPOのありかたの特徴の1つです。

一体どのようなことにお金が使われているか、自分のお金をどのように役立てたいか。自分の募金の目的を明確にするほんの少しの手間で、被災地への祈りがもっと具体的に伝えることができます。主体的に関わることで学びが生まれます。募金活動を通して本当に役に立つ被災者支援について考えるということで、個人的な行動も市民活動を助長していく役割を担うことができます。

2011年4月4日月曜日

パリのチャリティバザー大行列

先日ここでも紹介したチャリティバザー。行って来ました。
すごい、すごい行列!!会場の一区画を取り囲んでしまうほどの人が入場制限ではいりきれず並んでまっておりました。

よくよく思えば日本人のたくさん住むパリでの大イベント。私たちの連帯があのスペースで収まりきる訳がなかった!

セミナーや会議、アルバイト先などでいろんな人を誘っていたので、この並びようではせっかく来てくれた人がいてもあきらめて帰った方人がいるだろうし、いつもお世話になっているフランス人の家庭も小さな子どもを連れてわざわざ郊外からきてくれるといっていたのに、多分これでは入れなかっただろうなぁとちょっと申し訳なく思いました。

こういうことは何度やってもよいわけだし、フランスの人に日本の状況をしってもらうことも目的としているので、今度は外から通りがかった人がふらっと入れるような広場や公園やセーヌ河沿いだとかでできたらいいんじゃないかと思いました。パリの市庁舎前など使わせてくれないのかしら。世界各地から観光客が集まる土地でこうしたイベントを開催することは世界中に連帯の輪を広げていくとてもよいきっかけになると思います。これを機にもっともっと広がって大きな流れになっていくことを望みます。

日本からの取材もきていました。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210404003.html

一日で1000人以上が訪れ400万円以上の募金が集まったそうです。
遠くからでもみんな日本のことを思い、できるだけのことをしたい、と強く思っていることが、今つらい状況にある日本の皆さんに伝わればいいなと思います。

2011年3月28日月曜日

オペラにてチャリティバザー

AAAアジア語学院で4月3日にチャリティバザーがあります。12時から17時まで。

売り上げは全額在仏日本大使館を通して日本赤十字に寄付されるそうです。
買い物を通しての募金はもちろん、フランスの人に日本の状況を少しでも知らせることができると良いと思います。
お友達をさそってぜひ。

詳細はこちら
http://www.pray-for-japan.org/dldoc/e-flyer.jpg

2011年3月18日金曜日

被災地支援の動き

フランスでは在仏日本人の企画するチャリティバザーやコンサートの動きが活発になってきています。

まとめてくださっている日本人の方のサイトです。
http://ameblo.jp/micha-sho

これから行われるものについてコピペさせて頂き、以下にご紹介します。
2.チャリティーイベントなど

◆日本大使館における東北地方太平洋沖地震に関する記帳の受付
 日時:3/16(水)~3/23(水)(週末を含む。)9:30~17:00
 場所:在仏日本国大使館(7 Avenue Hoche 75008 Paris)
 http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/special/etc/kichou.html


◆Soirée de soutien aux victimes du séisme japonais
 日時:3/17(木)
    19:00 ドキュメンタリー映画
       「We don't care about music anyway...」(完売)
    20:30 関連コンサート(入場料:12€)
 場所:Gaîté lyrique (3bis, rue Papin 75003 Paris)
http://www.gaite-lyrique.net/programmation/evenement/we-dont-care-about-music-anyway-0
 
◆東北地方太平洋沖地震 パリ追悼祈念法要
 日時:3/19(土)11:00(10:30開場)
 場所:Union Bouddhiste de France Grande Pagode
    (Route de la Ceinture du Lac Daumesnil 75012 PARIS)
 http://sotozen.eu/

◆カンヌ日仏協会 東北関東大震災救援チャリティーコンサート
 日時 :3/28(月)夜
 場所:l’Espace Miramar de Cannes
    (Angle boulevard de la Croisette - Rue Pasteur 06400 Cannes)
 http://francejapon06.free.fr/spip.php?article52


◆東北地方太平洋沖地震震災チャリティーバザー
 日時:4/3(日)12:00~17:00
 場所:AAA言語学院(21 rue d'Antin 75002 Paris)
 ウェブサイト準備中。
 Facebookご利用の方は、こちらをご覧ください。
http://www.facebook.com/event.php?eid=160883247298443#!/event.php?eid=160883247298443¬if_t=event_invite

◆東日本大震災チャリティー・コンサート@PARIS
  - Concert de charité pour les sinistrés du séisme
 日時 :4/10(日)15:00 - 18:00
場所:Salle I à l'UNESCO (125, Avenue de Suffren Paris)
こちらもまだFacebookのみの情報のようです。
http://www.facebook.com/event.php?eid=171187899600564

他にも色々あるようです。チャリティバザーの企画コミュがミクシィのほうで今大変盛り上がっています。他にも申し出の声がたくさんあり、企画の声を上げた方々が全ての申し出に答える形でうまくまとめるのは大変そうですがぜひ私も協力したいと思います。この短期間にそれぞれの方が持てる力を惜しみなく出して、すでに形になろうとしています。日本人の団結力はもの凄い!!毎日実家の様子が不安でなりませんが、テレビの前で泣き暮らすのはやめて、できることをしていきたいと思います。

2011年3月13日日曜日

日本の大地震 家族は無事でした

この大地震で亡くなられた方、家族が行方不明の方、交通手段を失い孤立している地域の方を思うと大変胸が痛みます。
私の千葉の実家では茨城沖の地震によるかなりの揺れ(震度5)、停電と断水がありました。
発生後は混雑のためか電話がつながらずすぐに連絡がとれずに心配しましたが、発生から2時間後くらいに携帯メールで母親から家族全員無事との連絡が入りました。ほぼ丸一日半で電気が戻り、昨日の午後にやっと断水も回復して、今日ははじめて落ち着いて詳しい状況を電話で聞くことができました。これまで経験したことのないはげしい揺れで家が壊れるのではないかと本気で心配したそうです。特に2階の揺れが大きくて私のフランスから持ち帰った陶器の置物は割れ、額縁が落ち、本棚からは本がほとんど飛び出してしまったそうです。それでも隣の海沿いの町は津波による死者が出ているので、うちはまだずっと良い方でした。毎日心配でフランスからTVの国際ニュースを見たり、ユーストリームでNHKの最新情報を見ています。現地の最新情報が一番知りたいのですが、今はNHKではまとめ番組を放映しており、国際ニュースでは詳細までは伝えないので得たい情報は簡単には得られません。原子炉の中で何が起こったのかを詳しく聞くよりはこれから起こりうる最悪の事態への対応や今の各地の避難所での生活状況が知りたいです。余震によるさらなる被害の拡大も心配です。昨日はスーパーの屋上で孤立している人たちが数100人とありましたが、その後どうなったのでしょう。今厳しい状況にある方は携帯につなぐこともかなわないかもしれませんが、被災した方へのメッセージがここから送れます。http://www.clubwpj.com/

2011年3月6日日曜日

名古屋

日本滞在最後の週はご主人の転勤で今は名古屋に住んでいる名古屋の友人をたずねました。
名古屋の町めぐりははじめてで、一泊だけだったのでベタに名古屋城を見学して、ご当地名物を食べてきました。名古屋は味噌カツはじめ一日では食べきれないくらいに特色のある料理があっていいですね。観覧車がくっついているビルや電飾つきの葬式場があって町なみも名古屋独特のものを感じました。





2011年2月18日金曜日

鎌倉

 久しぶりに写真をアップ。研究のことは忘れて日帰り旅してきました。日本らしい景色を見に行きたくて、江ノ電に乗って鎌倉へ。鎌倉ってかなり遠いイメージがあってましたが戸塚までは快速もあるし、意外と近いんです。東京駅から約一時間で鎌倉駅に着きました。千葉からでも早起きすれば十分日帰り可能です。
 私の地元も千葉なので海があるんですが、ここの海はサーフショップやセンスのよいカフェや海の見える気の利いたレストランがあってのんびりしているのに垢抜けていて同じ海なのに、ずっといい感じです。
 北鎌倉のお雛様の展示のあるお寺。落ち着いた焦げ茶の木組みの建築が古都を思わせてまるで京都に来た様な。
 梅はまだ2部咲きくらい。でもつぼみのふくらみ具合に春の気配が感じられます。
咲いている梅はまだ白い花の木だけでしたが梅のある寺の風景がすごく見たかったので大満足でした。いち早く春の訪れを感じさせてくれるけれど、控えめな梅。桜と比べると地味で、今まであまり注目していなかったお花なのに、急にとてもかわいらしく感じられるようになりました。なんちゃって、ではない、本当の和の風景はやっぱり良いです!ソー公園のお花見(桜のあるパリ郊外の公園)なんて、もう全然ダメです 笑。桜よりもずっと細い幹の湾曲具合がすっとした寺のシルエットに重なっているのもとっても芸術的。お寺の風景にすっかり和みました。

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