2009年7月11日土曜日

プロフィール シュタイナー教育とのつながり



シュタイナー教育との関わりについてという観点のプロフィールです。


キリスト教保育とシュタイナー

私が勤めていた幼稚園はキリスト教保育の園でした。もともと就職が決まりかけていた園はシュタイナー幼稚園だったのですが、縁あって、勤めることになったキリスト教保育の園でもシュタイナーの精神に触れることになりました。そこでは、一人ひとりが神様に愛されているかけがえのない存在である、という大前提にたち、キリスト教 の精神を基に子どもが神さまの愛を知り、人を愛し、愛される人になることが願いとしてありました。また、“遊び”を大切にした保育をしていて、教師は遊びを中心とした園生活の中で幼児が自発的、創造的に発達するように導く手助けをしていました。

シュタイナー教育とのつながりは表立って園の方針として掲げられてはいませんでしたが、ぬらし絵をしたり、羊毛をつかっての作業や織物などをとりいれて、多分にシュタイナー教育的なところがあり、シュタイナー幼稚園に勤めた経験のある教師もいました。わたしはここの園でシュタイナー教育に非常に興味をもつようになりました。とくにぬらし絵の体験での子どもの様子は非常に興味深く、もっとよく知りたい、と思うようになりました。


フランスのシュタイナー教育って?

2007年にフランスに来てからすぐ、フランスでシュタイナー教育や人智学について学べるところを探しはじめました。パリ14区にある人智学協会の公開講議やぬらし絵の、オイリュトミーなどの講座に参加しました。当時は語学学校に通っていましたが夏休みを利用してベルギーの「外遊びの会」という子育てのサークルにて、「ぬらし絵のワークショップ」や「母親むけの絵本講座」、「工作&外遊び」、「泥団子づくり」、などの活動をしました。そこでの活動をきっかけに、パリ市シャトレ日本人学校の貸し教室で「色彩の体験」「お母さんのための絵本講座」を開きました。その頃「パリでシュタイナー」のコミュニティを作りました。

ぬらし絵のアトリエまで

郊外に教師養成学校があることを知り、通うことも検討しましたが、毎日通う本格的なコースはなく、3年間の養成講座は週末月一回というものがパリ市郊外ありました。しかし学校として認定されているわけではありません。生涯教育の位置づけになっていました。いろいろ調べるにつれ、フランスでは、シュタイナー教育はまだまだ認知度が低く、日本の状況と同じくらいなことが感じられました。本科コースのようなものはなく、週末月一回、3年間通うというスタイルだったので、講師の質や講座のレベルに不安があったこと、そのときの語学のレベルに不安があったことから結局、一番興味のあった、シュタイナーの色彩理論をもとにしたアートテラピーをまずははじめることにして、パリ市内外のアトリエをいくつかまわりました。2007年の冬から2008年にはハウシュカ理論のアートセラピスト養成講座の準備コースに通いました。結局、今通っているパリ14区のアトリエに腰を落ち着けることにしました。2008年の2月から通っています。


以下、これにつなげて書きたいことがありすぎてまとめきれないので、リストっぽくあげておきます。

・シュタイナー教育だけに限定しないことと公教育を変えていくこと

方法としては大きく二つ

1、公教育を変える
2、公教育以外の教育を強化する

シュタイナー教育を紹介することは2

日本の子どもたちの大部分は公の学校に通っていて、それ以外の選択肢は非常に少数派。
1を少しでもすすめることは全体的には大きいこと。2をすすめるには、公教育ではない教育のそれぞれの共通点を探して連帯を図り、公教育、政府に対しての発言力、影響力を強めることが必要。
→シュタイナー含めすべてのオルタナティブ教育について理解を深めること。違いをみつけて、自分の信じる教育ばかりを主張するのではなく、共通点を探すこと。


・教育の先進国からいかにして日本へとりいれるか

・問題点生み出す力、創意工夫のなさ

・少子化という現象について
親子ストレスは少子化だけでなく競争社会

・日本とフランスの大学の違い
フランスの懐の広さ、福祉大国としてのフランス

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