夕日が美しいといわれているイオの街ではすっかり観光客になって見晴らしの良い小道を散策しながら写真をたくさん撮りました。
イオの家々、教会の真っ白な壁には太陽ががよく反射するので夕焼けがよく反射し、街全体が透明なオレンジ色のフィルターをかけて見たような幻想的な美しい風景となります。初めて訪れたのにどこか懐古的な感情を覚える静けさがあります。
この街は本当にどこでも「絵になる」のですが、よりよい構図を探して小道を登ったり下ったりしてたくさん撮影しました。自分が「撮ろうかな」と思っている位置にすでにカメラを構えている人がいるのは国籍年齢関係なく、自分と似た感覚の人があることを知ってうれしいものでした。私が「撮りたい」と思うところはたいてい人がぽつぽつとしかいなかったのですが、自分の感性が揺さぶられるにまかせて写真をとるのは実に心地よい集中でした。
ただ、海のほうを向いている人たちは、街の景色よりも海に落ちる夕日をみている人の多いことがちょっと不思議に思えました。
わたしはオレンジ色に染まる街と、それを背景にした太陽が美しいと思いました。
「夕日が綺麗な街イオ」
というこの街の謳い文句は、ここを訪れてみて、「夕日に照らされた街の美しさ、街を背景にした夕日という風景美」でもあり「イオから見える夕日自体が美しい街」でもあるのでしょう。
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