この順番を待つことについては外遊びの会のオープンハウスの際に話し合われたテーマです。そのときに
話された内容、意見のまとめと、そのまとめを読んだ私の感想を載せておきます。
順番を守る並 ぶ、順番を守ることは世界共通のように考えがちですが、この意識が存在しない文化もたくさんあります。これは「文化のレベルの高低」ではなく、「文化の違 い」であるということを理解する必要があります。日本は順番を守ることは非常に大切だと考えられています。外遊びの会の場でこれをどのように 見守るか。社 会では何かをしたいときは順番で待つことが必要な場合が多い。順番を早く廻して欲しい場合は相手に交渉したりすることもあるが、普通は相手が終わるまで待 つ。これを学ぶためには使っている側に「ほら、皆待ってるよ、かわってあげたら?意地悪ね~」などと親が催促するよりも、順番を待っている側 に自分で交渉させてみる、あるいは「XXちゃんが遊び終わるまで待ってね」と順番は待つものと教えるほうが自然ではないかという意見がありました。
→自分で交渉させてみる、というのはとてもいいですよね。
どちらかの親が異文化をもっている家族も外遊びの会にはたくさんいらっしゃると思います。世界にはいろいろな文化があり、「順番は守るもの」という日本人 の共通意識を絶対と思ってはいけないという意識。皆であらかじめ了解しておくというのは海外の子育てでつまづかないための知恵ですね。そして私もやはり 「順番は守る べきもの」と思います。文化のつくったルールかどうかとは関係なく、割り込みされた人はだれでも嫌な気持ちを抱くと思うからです。
どちらかの親が異文化をもっている家族も外遊びの会にはたくさんいらっしゃると思います。世界にはいろいろな文化があり、「順番は守るもの」という日本人 の共通意識を絶対と思ってはいけないという意識。皆であらかじめ了解しておくというのは海外の子育てでつまづかないための知恵ですね。そして私もやはり 「順番は守る べきもの」と思います。文化のつくったルールかどうかとは関係なく、割り込みされた人はだれでも嫌な気持ちを抱くと思うからです。
子どもには「社会一般のルールだから」では通じません。子どもにわかる理由が必要です。「抜かさないの」「ここで待ちなさい」「順番は待つものなのよ」と言われただけでは子どもは「なんで?自分の番がはやくなってうれしいのに」と思うだけです。理由無く大人の従わせていると、自分で善悪を判断できない子どもにになってしまう可能性もあります。
私たちはどうして順番は待つものなのか、と言うことをこどもに自然なやり方で伝えてあげる必要があります。
社会全般のルールにもちゃんとした理由があるので、そこを子どもに教えてやることが大事だと思います。順番を守ることに限らず、すべてのルールはまず、どうしてそうしなければならないか、ということを子どもにわかるように答えてあげることが出来ます。
だ から順番を守ることに関して言えば、例えば「先に来て待っていたのに抜かされてしまった人は嫌な気持ちがするから」とか、「一度にみんながきたら、前の人 が押しつぶされて痛い思いをするから」ということを伝えた上で、「だから自分の番が来るまで待とうね」と教えるのが良いと思います。
人を押しのけて我先に、という行為は相手を嫌な気持ちにさせる、ということに気付かせてあげることが大事です。
人を押しのけて我先に、という行為は相手を嫌な気持ちにさせる、ということに気付かせてあげることが大事です。
ポイントは出来る限り具体的に語ることです。抽象的、全般的な言葉は10歳前のこどもには理解ができません。
例えば
たろうくんがはなちゃんを抜かして列の前に出たとき、母親が
「たろうくんがはなちゃん抜かしちゃったから、はなちゃん、涙が出そうな顔になっているよ、見てごらん。」
と言ってあげる。
たろうくんがはなちゃんを抜かして列の前に出たとき、母親が
「たろうくんがはなちゃん抜かしちゃったから、はなちゃん、涙が出そうな顔になっているよ、見てごらん。」
と言ってあげる。
はなちゃんからも
「たろうくん、抜かさないで」
といってもらえると一番いいのですが、まだ上手く言葉で言えない場合はママなり、近くの大人が
「はなちゃんは順番を守って待ってるから抜かされたら悲しいのよ。」
とはなちゃんの気持ちを代弁してたろうくんに伝えてあげるといいでしょう。
子どもは「~並びなさい」と親に言われるより自分と同じ立場である他の子どもから言われた言葉が一番心に響くものです。気持ちを直接伝えられることで、自 分がした行為を相手がどのように感じたか、知ることができます。こうしたやり取りを幾度と無く繰り返して次第に相手の気持ちに気付けるようになっていくの です。と言 ってもすぐに思いやりが身につくものではありません。親がどれだけよく対応できても、子どもが翌日すぐに割り込みをやめるわけでもありません。同じことを 繰り返し言われていつか本当の意味で「わかる」ときが来るのです。半年後かもしれませんし、1年後かもしれません。でもその子の育ちを信じて待っていればいつかそのときがやってきます。根気よく付き合うことが親に求められているのです。
このページは外遊びの会で開かれたおしゃべり会の報告のリンク部分です。この他には
の質問と応答があります。
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