2008年 1月20日
パリにあるシュタイナーのアソシエーションでスタージュに参加してきました。
このアソシエーションは6区にあってメトロのVIVIN駅から徒歩2分ほどです。
この人智学協会の建物には、入ってすぐ受付周りに小さなギャラリー、
奥にシュタイナー関係の書籍専門の図書室、そして
その向かいに多目的ホールがあり、絵画教室、勉強会、オイリュトミーなど、
ほとんど毎日何かしらのアトリエに使われています。
室内の壁はうすいピンク色、ホールにはステンドグラスのような大きなガラス絵、
向かいの壁にも大きな絵画、他にも壁にかかった何点かの絵がどれも大変美しく、
椅子や階段はナチュラルな木のぬくもりが
あってとてもおちつく空間です。シュタイナー建築だと思われます。
私は興味のある平日のアトリエにときどき顔を出すくらいですが、
来ている人は同じ人が多いのと、アジア人の私が覚えやすいのもあって、
毎回、誰かしらにこにこと話しかけてくれます。
毎週土曜の夕方には、コンフェランスがあって、それには毎回参加しています。
今回参加したのは
STAGES PEINTURE
les esquisses de RudolfSteiner:observations et peinture
というもので、シュタイナーの絵画作品の鑑賞と観察・模写という内容でした
講師の方は40歳代くらいのすらっとした女性の方です。
シュタイナーの絵画に白い紙を張って隠し、パーツごとに切り抜けるようになっている
その白い紙を少しづつはずして、まず部分ごとの色の印象や線の観察をしていきました。
講師の方は参加者の思い思いの感想をそのままに受け止めている感じでした。。
途中で一度休憩を挟んで、絵画全体を鑑賞し終えるともう2時間がたっていました。
最後の30分ほどで、ホールの奥のテーブルのある一室に移動し、その絵画の模写をしました。
パステルで描かれたらしいその絵画を絵の具で模写するのは結構大変。
とくに目の表情などはにじんでしまってまったく違う感じになってしまいました。
あと30分でできるの?時間ないわよ。
なんていいながら、みんなやりだすとかなり真剣な顔つき。
一度14区のアートテラピーのアトリエで一緒だったマダムも
参加していて、今度ゆっくりおしゃべりでもしようと話しました。
予定の2時間半はすぎても、大体の方がそこそこ描きあげるまで
講師の方はその様子を静かに見守りつつ、
私たちの筆洗い用の水をすばらしいタイミングで
取り替え続けてくれました。
ゆったり時間が流れていました。
ATELIERS RUDOLF STEINER
Société anthoroposophique en France
2 et 4 rue de la Grande-chaumière -75006
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