2008年4月7日月曜日
「おはなしとものがたりのお家」②
パリ市内のこども向けギャラリーの
おはなしの会のレポート(後半)です。
絵本に登場したロシアの楽器や人々の暮らしぶり
を聞いた後は、奥の「おはなしの森」で素話を聞きました。
声色を使い分け、表情ゆたかにテンポよく
こどもの反応に上手に対応していて、
話の内容もさることながら、私はもっぱら語り手の技術に
魅せられてしまいました。
たとえば 女の子が歩くときの歌にあわせてひざをたたくとか、
単語の最後の音節をこどもに言わせるように あえてためる 話し方。
(日本語でいうと 先生「いきまし・・・・」子「た!」といった感じで。)
子どもの性質を良く心得ているなぁという感じ。
その場で臨機応変に目の前の子どもに対しながら、
お話の雰囲気をこわさず、むしろみんなを引き込んでいく技術は
ほんとうに感心でした。
ものがたりの題名がわからず残念だったのですが、
・ロシアの民話?
・森に寄り道して狼につかまった女の子が
狼の担いだつづらの中に入って家にもどる お話
・ブレーメンの音楽隊に少し似た
家畜のたくさんでてくる おはなし
と3つのお話の世界へいざなってくれました。
「からんころん」 となんともいい音のする
風鈴のようなかたちの楽器の音色を聞いて、
最後にまた
現実の世界に返りましょうといってまたふーっと息を吹いて
おはなしの世界からもどってきました。
学校が休みになる期間中は
読み聞かせやギャラリーの見学など曜日ごとに違う内容の
スペクタクルが開かれていたようです。
大人向けの素話のスタージュも開催されているようでした。
語学の面で心配ですが、
ためになることはたくさんありそう。
ぜひ一度行ってみたいです。
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