2010年1月4日月曜日

ブリュッセル大学

秋のブリュッセル滞在の折にブリュッセル自由大学の教育学部を訪ねたときの写真です。

ブリュッセル自由大学の教育学部は「心理学&教育」と、心理学部の一部に組み込まれていて、しかも教師志望の人が通うといった感じでした(教育学部の事務室は閉まっていたので詳細はよくわからず)。サイトで調べたところでは、フランスの人文系学部よりも学術的というよりは職業教育的な内容になっている印象です。例えばパリ8大学では人材教育というテーマで研究をしたい場合には教育学でOKですが、ブリュッセル自由大学の教育部門はおもに心理学や教授法などの教員養成がメインなので社会学部の人材教育専攻がしっくりきそうな感じです。

フランスでは人文系学部の学生が全体の40パーセントと大きな部分を占めるのですが、文系の学生の就職が非常に困難なことは就職率をみても明らかで、大学の学位をとることの優位性や、職業教育の必要性はよく議論されるとことです。ブリュッセル自由大学はそうした就職難をさけるための対策が非常に意識されているという感じがしました。

他にはすべての授業について教授の用意したシラバスが大学構内の本屋で購入できるようになっているところに驚きました。「登録している学生のみが購入可能」と印刷されていたので恐る恐るレジで聞いてみたら「全然問題ないよ、買えるよ」と言われたので興味のある授業のシラバスを探していくつか購入しました。うちの大学では授業の際に配られるのかネット上のプラットフォームでダウンロードするかどちらかですが、その場で配られる時に、枚数が足りなくて学生で取り合いになることがあったりするし事前にもらていれば予習もしやすしので、シラバス購入という資料配布方法はなかなかよいシステムだと思いました。シラバスは授業によりますが、資料集もかねているためかなり分厚く、値段は5~10ユーロ程度のものが大半でした。







ベルギーの大学について

ベルギーは小さな国なので大学の数もそんなにありません。フランス語圏のめぼしい大学はたしか5つほどだったように思います。ブリュッセルはここ自由大学が唯一の総合大学です。ブリュッセル自由大学ではフランス語とオランダ語の授業があります。学費に関しては留学生とベルギー人で違いがあり、ベルギーの学生はフランスと大体同じくらい低金、アフリカや貧しい国からの移民にはそれより高いが他の国の留学生よりも低料金になっています。国のステイタスや学部によって金額が結構変わるんです。日本人だとたしか文系学部でベルギーの5倍程度だったように思います。フランスは日本人でもアメリカ人でもフランス人でも同じ値段なので、学費はずっと安くすみます。ただしトータルではそんなに変わらないかもしれません。ベルギーは学生用の貸し部屋がパリよりずっと安く借りられ、物価、とくに食費が少し低いです。レストランはフランスの8割くらいで食べられしかも、どこに行ってもものすごい量です。逆にパリは住居費がかなり高めです。しかもブリュッセルの平均よりもずっと狭い部屋に住むこと間違いなしです。私は奨学金がとれたらブリュッセル留学もいいなぁと思っています。


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