2012年6月12日火曜日

所属することと所属しててもどこにも属さない魂

一日を振り返って今日の教訓を考えること余裕などあまり無いけれど。今日は所属と個人、についてなかなか示唆的な一日だったように思う。


今日は派遣会社の健康診断があって朝早くからおパリに野暮用。

ドクターの質問が変だった。

家事をするときにゴム手袋ははめるか?

とか

ゴム製品にアレルギーは無いか?

とか

手荒れが無いか手を見せてみて?

とか。等妙にマニアックな質問をされて変だとおもったら対個人サービスのサラリエに特化したドクターらしい。子どもの仕事は腰が痛くなりやすいので腰に負担のかからない姿勢などを伝授される。もう知ってる、といったら『既に実践中』とカルテに書いていたけれど何か残しておく意味があるんだろうか..?

このドクターの頭の中で『家で働いている人はみんなこうだろう』という前提があるらしく、私にはあさってな方向の質問を執拗に繰り替えす割には私が自分が感じている職場のストレスについてやそれが原因で寝つきが悪いことがある、という話は全然取り合ってくれなかった...。パリまで早起きしていく意味はあまり無かった...。

サラリエとして、学生として、所属している社会単位のイメージで見られているとき、私達はオリジナルな人間ではなくて、単なる平均的なイメージで内部まで勝手に判断されている部分が少なからずあると思う。わかりやすくてよいかもしれない。でも、なんか違うと思ってしまう。

所属することは社会生活する上での基盤になるし、確かに大事。でも。私は何かに所属して自分がその属性に依存してしまうことが少し怖い。私は何かに所属して他の人が平均化したイメージ通りに自分が型に収まりきってしまうことをとてもつまらなく、残念に思う。私にはコレって物が見つからないからかもしれない。でも全員がコレってものに所属しなければいけないわけじゃない。コレというものが見つかってもそれに完全に属してしまいたくは無いと思う。


午後はアトリエでカラーセラピー。久しぶりの癒しの時間。健康診断があったので午後からしか出られず残念。今日は先生に打ち明け話をして聞いてもらってちょっと泣いてしまった。掛けて欲しい言葉を掛けてもらえる。そのことに感動してまた泣いてしまう。個人をそれぞれ違った固有でオリジナルな存在として扱ってもらえることって、なかなか少ない。ここに居る間は、私の唯一無二性は守られていていて、とても安心。






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