2009年11月3日火曜日

いちばんはじめのクリスマスのおはなし


今日は外遊びの会の主催で、以前から準備をしていたクリスマスの人形劇劇をしました。
お人形は会員のお母さんの有志の方による手作りの力作です。丸みを帯びてふわっとした雰囲気がとても愛らしいお人形です。ベビーカーできた小さな子から小学生までのさまざまな年齢の子どもたちとお母さん方が参加してくださいました。

日本ではクリスマスといえば、サンタクロース、もみの木、プレゼントという3点セットをまず思い起こされる方が多いことと思います。クリスマスの本当の意味に触れる機会をもってもらえたらと思って、今回はベルギーにやってきました。待降節の前にクリスマスの生誕劇をどうしても子どもたちにみせたくて、時期的にはて少し早いのですが秋休みで仕事がないのと大学がたまたま授業のない時期が重なり、チャンス!と思い、このお話をするためにやってきました。

遠方から出かけた先でこうしたお話会をするに際しては、毎日顔を合わせる幼稚園の先生と子どもとは関係性がまったく違います。テーブル劇をはじめてみる子、私と会うのがはじめての子の心をお話に向けられるようにいざなうところで大変な注意を要します。お話をしっかり頭にいれて、お人形のよい動かし方を確認することはできても、子どもたちをいかにお話へといざなうかという部分はその場でないとできないことで、おもしろいところでもあり、ドキドキするところでもあります。(育児サークル等のリーダーや読み聞かせの読み手をされる予定のある方、してみたい方は絵本自体の読み込みや活動のコンテンツの準備に目が向きがちになるかと思いますが、そこへどう子どもたちの意識をいざなうかというところもぜひ意識してみてください。)今回は「おはなしこびとさん」とお母さん方のご協力で静かなお話のひとときをもてたこと、ありがとうございます。

今日はシュタイナー系のピアニスト西原さんもご参加くださって、本当のクリスマスの意味について劇の後にお話を伺うことができたのは非常にうれしいことでした。

待降節を前に、クリスマスを迎える準備をはじめられ、本当のクリスマスになじみの薄い私たち日本人には今日はちょうどよい準備の時節だったように思えてきました。

暗い世の中で、赤ちゃんイエスの誕生を信じて待っていた人々の「信じて待つ」という行為はわたしたちが忘れてしまっていることです。「子どもの育ちを信じて待つ」こともまた。。。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

megさんが行っておられる記事のような会はブリュッセルで行われることが多いように拝見させていただいていますがパリでもされますか。よろしければご回答をよろしくお願いいたします。

非公開 さんのコメント...

パリでは今のところ予定していませんが、ご希望があればご相談ください。コメントありがとうございました。

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