2010年4月3日土曜日

なわとびのススメ

           ブリュッセル楽器博物館

ロマンちゃん(仮名です、私がシッターをしているフランス家庭の6歳半の女の子)は最近なわとびに夢中です。

昨日は特訓する!といってとくに大張り切り。私は12、345!(ちょっと変なタイミングなんですが彼女にいわれたとおりにしました)と掛け声をかける役と何回飛んだか数える役を任命されたので小一時間ほど監督してました。

日本だと幼稚園で寒い時期の屋外の活動としてなわとびを取り入れているところが多いので、小学校一年生ともなるとかなりマスターしている人が多いんですが、フランスはあまり学校では縄跳びをやっていないようです。アイちゃんもこのたびがはじめてらしく、ばたん、どたん、と典型的な「なわとびビギナー」な飛び方をしています。無駄な動きが多いので4回くらいが限界です。でもすごい熱意でがんばるのでいくつかコツを伝授しました。すごくがんばりやさんで、なんと猛特訓後は10回以上飛べるようになりました。

なわとびに取り組む姿勢はその子のなにかに打ち込む力、集中力、努力家な面などいろいろな側面がものすごくよく見えます。もちろん体力増強という効果やリズム感への刺激もものすごくあります。でもなにより大事なのは自分で10回飛ぶ!と目標を立ててそれをめざしてがんばる。そしてできるようになって自信をつける。というプロセスです。彼女たちにとっては大きな成功体験。こうして自信をつけていくと、育ちのプロセスで次々に出会う新たな困難にも進んで取り組む力がすでにあるので、いつも乗り越えてどんどん成長していきます。子どもの遊びとしてなわとびは侮れません。子どものなわとびにはある程度重みのあるのが飛びやすいので、ビニールの細いなわとびよりも本当の縄を使ったもので長さ調節がしやすいものがよいと思います。

ちょうど先日ベルギーのホームステイ先の5歳の女の子もなわとびブームだったのでつい書いておきたくなりました。そうそう、二人の共通点をみつけたんですが、二人とも、なわとびを飛ぶ前に自分なり「お祈り」というか「おまじない」をするんですね。この自然発生的なお祈りって。子どもが、というか人間がもともと見えないものを信じる力を持ってうまれてきていることを示しているようで面白いと思います。









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