2010年5月21日金曜日

論文提出のひきこもごも

私の担当教授はインド人もびっくりの超辛口コメンター。でも的確。的確すぎて痛いくらい。おそらくこれは彼女の人生戦略なんだとおもいます。まず胸を突き刺すような先制攻撃で相手の戦意喪失をはかり、その上で自分の理論なり意見なりをしっかり 主張する。攻撃は最大の防御、というやつです。フランスではこれは必要なスキルです。


約ひと月前の論文計画の提出の際のやりとりで、かなり焦りと恐れをもつことになって、この一ヶ月とくにフランス語の直しにとりかかりまでの3週間くらい、寝ても冷めても論文にとらわれていました。お花見も行かずに。それはもう自律神経がやられてしまいそうになるくらいに。なにを恐れていたかというと、先生からの絶望的なダメだしです。私は6月の審査にどうしても間に合わせなくてはいけない事情があるので、次の面接で先生にある程度みとめてもらえないともう後がない、という気分だったのでよけいにプレッシャーを感じて日々過ごしていました。

わたしは辛口は好きだけれどそれはインド料理やタイ料理のことでコメントの辛いのは苦手。あんまり刺激が強いと足はガクガク頭は無政府状態でフランス語が壊滅的になるからです。そんな先生に今日は手と声とを震わせながらおそるおそる論文を提出してきました。それはもう「カミカゼ」の覚悟で。


で、わりとあっさり教授のOKがでました。


論文の口述審査が6月中旬に決まりました。


嬉しい。


担当教授がGOサインを出したということは審査にある程度の評価で通過する可能性がかなりあるということ。しかもいいことがもうひとつ。そのあとにあった試験もわたしとしてはかなりよくできた。しかも担当教授の授業だったので。授業の合間に論文の内容すべて通してのチェックと詳細なアドバイスまで。

あと、フランス語も「少しはまし」になったとも。そういえば最近ほんの少しだけフランス語の文献の理解度が増したような気がします。

この一月これまでないくらいの量のフランス語を読み書きしたのと関係があるような気がするので多分そうなんでしょう。私には極めて聞き取りにくい若い生徒たちの会話も今日はなんとなく前よりも意味がわかったような気もします。このままも猛烈に勉強すればレベルアップに直結しそうな感じがする。この波にぜひできるだけ長くのっていたいのですが、すでに今夜はBig Bang Theoryをここぞとばかりにまとめてみてしまいました。フランス語脳を維持しなければなのに。


というわけで心理的に少しおちついたのであともうひと分踏ん張りできそうです。遠くで近くで応援してくれている私の大切な人たち、どうもありがとう。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

お久しぶりです!
論文書くのや口頭発表の準備とか大変だと思いますが、がんばってください。

フランス語上達したんですね。うらやましい、、嗚呼フランス行きたい。

非公開 さんのコメント...

どうも、お久しぶりです。ブログ見てくださってたんですね。応援ありがとうございます!いやあ私のフランス語はまだまだ一人前とはいえませんです。そういえばあしpさんもフランス語がんばっていましたよね。やっぱり現地でフランス人にもまれるのが一番かとは思います。またブログみにきてくださいね。

sio さんのコメント...

お疲れ様です!OKもらえてよかったね!私は論文審査も発表も面接も超苦手。声が震えずに乗り切ったためしがありません。何せ不器用な上に小心者なんで。。。論文の時期はみんな全然楽しめないし、自律神経やられまくりです。ほぼ廃人状態。でもこれを続けようと思うのは、ものすごい達成感があるからなんだけどやっぱ少しマゾなのかも。。。と思ったりもします(笑)引き続き頑張りましょう。

非公開 さんのコメント...

不器用で小心者でちょっとMっ気ってわたしとそっくりで爆笑しました。ほんとこの時期って、というかいつもなんだけ髪ぼさぼさでも気にしてられないって感じよね。ゴールがみえたとおもったけど、はー。付け足した文章を流れに組み込むのにとても苦労してます。
なんとかがんばりましょうね。

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