2009年4月18日土曜日

ヴェルサイユ中央図書館




昨日急に仕事がキャンセルになり、すごく久しぶりに平日に自由時間がとれました。大学のレポートを進めるために、以前から行ってみたかったヴェルサイユの中央図書館に行ってきました。


ヴェルサイユのすべての図書館が調べられるサイト
http://www.bibliotheques.versailles.fr/Statique/pages/presentation-reseau/sites/centrale.htm

ヴェルサイユで一番大きな図書館で、18世紀に外務省として使われてい立派な建物の中にあります。正面に宮殿をみて左手に3分ほど歩いたところにあります。ルイ14世の時代からの古い建物が並ぶ通りで、そこを歩くだけでも良い気分です。


写真でも少し感じられると思うのですが、ちょっとした展示などもあり、博物館のような趣がありました。木製の図書目録、閲覧の木製のテーブルと藤張りの木製いすがすごくいい雰囲気。こんなところで勉強できるなんてかなり素敵です。

閉館時にはヴィヴァルディかなにかのクラシック音楽が鳴り響き、宮殿で勉強しているような優雅な気分で図書館を後にしました。


古いヴェルサイユ通り

18時で図書館がしまってしまったので、だいたいのお店の閉まる19時まで近くの rue du vieux versailles (古いヴェルサイユ通り)を散歩しました。

この通り、初めて歩いたときから、すごく気に入っているのです。一見なんともない寂しい通りなのですが、古着店、洋服のお直し屋、靴の修理屋、アンティーク家具、デコレーション用タイルの店、ステンドグラスの工房兼お店、子どもの本専門店、子どもの洋服と子ども雑貨のお店(お店オリジナルの服と、とても良い状態のかわいい古着)などなど、ちょっとレトロ、でも素敵、な感じのお店がひっそりとした通りに次々に並んでいるのです。新しいお店も少しはあるのですが、どのお店も時代に置き去りにされたようなこの通りになぜかよくあっています。

彫塑のアトリエでは窓越しに並んでいる生徒たちの作品をみて、粘土もやってみたいなぁ、夏のスタージュに参加してみようかなと思ったり、子どもの本の専門店では大好きなモーリス・センダックの古い絵本がフランの値段で売られているのを発見して、ひとりでうれしくなったり、そんななんでもないことを久しぶりに愉しんでいる自分をみつけたりしました。


季節とともに

先々週から来ている小さなピンク色のメリーゴーラウンドが並木道にまだあったのを確認して、バス停に向かう途中に先日知り合ったばかりのお母さんにばったり遭遇。実は出かける前にお電話していたのですが、まさか会えるとはおもわなかったのでうれしい偶然に感謝。最近ヴェルサイユで文庫を初めた日本人の方で、なんだかこれから素敵なことが起こりそうな予感。

季節の変わり目には、人生がこうしていろいろな人の営みともに動いているのを確認できるような気がします。木々の芽吹きとともに人間の活動も彩を取り戻したのを感じた午後でした。

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